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2022年7月17日 (日)

今年もこの日がやってきた。John Coltraneの命日と私が歳を重ねる日。

_20220715-2"Thelonious Monk with John Coltrane" (Riverside)

主題の通りである。私が年齢を一つ増やす日はJohn Coltraneの命日と重なっているので,近年はこの日はJohn Coltrane絡みの音楽に関して書くようにしているのだが,以前はそんなこともおくびに出さず,全然関係のない記事を書いていた。やはり加齢により記事の書き方にも変化が生じているのだなぁと改めて思った私である。私ももはや還暦も過ぎ,もう中年じゃないじゃんという話もあるが,そろそろブログのタイトルも変えようかなんて真剣に思っている。

それはさておき,今年選んだのがこれである。このアルバム(CD)は父の遺品なのだが,晩年にジャズに目覚めた父が結構Thelonious Monkが好きそうだったということは前にも書いたことがある。そんな父から受け継いだMonkのCDはほんの数枚だが,そこにこれが入っていた。私は保有していなかったので丁度ええわという感じであったが,このアルバムは本来ならもっと凄いものが出来ていただろうなぁというところが,もったいないというところもある作品だと思う。

John ColtraneがMiles Davis Quintetに加わって,一気にその実力を開花させたというのはその通りだろうが,それと並行した時期にThelonious Monkと共演したことが,それこそColtraneにとっての次なる"Giant Step"になったと言われることも,さもありなんと思わせる演奏が,本作に収められた"Ruby My Dear", "Trinkle, Tinkle", そして"Nutty"の3曲のクァルテット演奏だ。まさにこれぞ痺れる演奏と言わずして何と言うって感じだ。言っちゃ悪いが,そのほかの収録曲はあくまでもオマケであって,この3曲のためだけにこのアルバムの存在意義があると断言してしまおう。1958年春先のまさにJohn Coltraneの更なる「覚醒」の瞬間と言ってもよい。

こういう演奏を聞いていると,人間にとって「きっかけ」ってのは実に重要だなぁと思ってしまう。これを聴いてしまったら次はカーネギー・ホールとファイヴ・スポットの演奏も聴かないとねぇ(笑)。尚,下記のデータは上記3曲のみのもの。

Recorded in Spring, 1958

Personnel: Thelonious Monk(p), John Coltrane(ts), Wilbur Ware(b), Shadow Wilson(ds)

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