Dave Grusinのベスト盤を聞いていて,ついつい思い出したこと。

先日,Dave Grusinのベスト盤,"Collection"について記事をアップして,そう言えばということで思い出したのが,そこに含まれている"Mountain Dance"のことであった。そのアルバムについては既にこのブログを開始した年にアップしている(記事はこちら)。今聞いても実にいいアルバムだと思っているが,本作はジャケにいくつかのパターンがあったなぁなんて回顧モードに入ってしまった私である。
私が最初に購入したJVCからリリースされたアナログは一番左。その後,アナログの再プレスや国内盤CDのジャケに使われたのが真ん中,そしてGRPからリリースされたヴァージョンが右ってことになるはずだが,どれが一番購買意欲をそそるかは人それぞれとしても,GRPヴァージョンはないだろうって気がする。
私はデザイン的にいけていないアルバムはそれだけで買う気がなくなるってタイプの人間だが,やっぱりデザインって大事だよねぇってことをこの"Mountain Dance"を見ていても思っちゃうよなぁってところだ。皆さんはどうだろうか。
Dave Grusinはアルバム"One of a Kind"でも下のようにジャケの変更を行っているが,これについても見解はわかれるだろうなぁ。こっちについては曲順まで変更しているが,本人にはそれなりにこだわりもあったのかもなぁなんて思うところだが,ジャケはさておき,私はオリジナルの曲順の方が馴染みがあって,CD版は違和感があることは前にも書いた(記事はこちら)。これも趣味の問題ではあるが,こういうのって本当にミュージシャン側の趣味だけでは完結しないところもあるのではないかって感じてしまった。まぁ,リスナーなんて勝手なものだが,やっぱりデザインには力を入れて欲しいと思っている。そういう意味で,往時のBlue NoteやECMにはデザインの一貫性を強く感じて,そういうところには強いシンパシーを感じてしまうのだ。裏を返せば私は悪趣味なデザインのCDを買う気はない(買いたくない)のである。

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