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2022年7月 2日 (土)

これは知らなかった!Toots Thielemansの未発表音源3枚組。今日はその1枚目。 #TootsThielemans

Toots-meets-franken "Toots Thielemans Meets Rob Franken: Studio Sessions 1973-1983" (Nederlands Jazz Archief)

最近は新譜のチェックも十分ではないこともあって,ついつい見逃してしまうこともあるのだが,本作もそんなアルバムの一つ。国内盤でも出たらしいのだが,なぜか早くも入手困難になっており,仕方なく,値段が高い輸入盤を発注したのであった。

なんでこのアルバムに惹かれたかと言えば,Toots Thielemansが好きなこともあるが,ここではすべてのセッションでRob FrankenがRhodesを弾いているということがある。前にも書いたことがあると思うが,私は結構Rhodesの音が好きなのだ。Rhodesに乗って,Tootsがどういう演奏をするのか?それが一番の関心であり,更に3枚組,全59曲というヴォリュームとあっては,これは買わぬわけには行かないのだ。

ということで,届いたばかりの3枚組から今日はDisc 1の81~82年のセッションを聞いてみた。このDisc 1だけで全20曲,75分越えという聴き応えたっぷりの構成であるが,冒頭の”What Is This Thing Called Love?"からいきなりのロック・タッチの出だしにびっくりしてしまう。もはやフュージョンと言ってもよいが,Toots Thielemansのハーモニカは誰がどう聞いてもTootsであり,どのような演奏でもその個性は際立っている。スタンダード,ジャズ・オリジナル,シャンソン,ブラジル,映画音楽と何でもありで,Toots Thielemansという人の間口の広さというものを感じざるをえない。

それが基本的にフュージョン・タッチのバックに乗せて演奏される訳だが,Tootsの場合,Quincy Jonesにも重宝されたということもあり,何でもできてしまうのが素晴らしいことはわかっていても,このフィット感が実にたまらん。フェイド・アウトが多いのはちょっと惜しい気がするが,それでも十分にRhodesに乗ったToots Thielemansのメロウなグルーブは楽しめる。晩年のTootsとはちょっと違う感じではあるが,こういうの好きだなぁ。全部聴くのが楽しみになってきた。続きはまた改めて。

Recorded on January 30, 1981 and on November 2, 1982

Personnel: Jean 'Toots' Thielemans(hca), Rob Franken(rhodes), Peter Tiehuis(g), Theo de Jong(b), Bruno Castellucci(ds)

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