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2022年7月 7日 (木)

”No Reason to Cry”:ClaptonのThe Band愛高じてって感じだな。

_20220703-2 "No Reason to Cry" Eric Clapton(Polydor)

私は相応にEric Claptonのアルバムは保有しているものの,このアルバムをプレイバックする機会はあまり多くない。久しぶりにこのアルバムをプレイバックしてみたのだが,Eric Claptonらしさってのが希薄な気がしたってのが正直なところである。

このアルバムはThe Bandが保有するShangri-Laスタジオで録音されたものであり,複数のセッションから選ばれた曲が収録されているが,クレジットがはっきり書かれていないので,誰がどの曲でっていうのはわからない。まぁBob Dylanは自身が提供した"Sign Language"で歌っているのは誰が聞いても明らかだが,はっきりと参加していると認められるのはCourtesy表示のあるDylan,The BandのRobbie Robertson,Rick Danko,Richard Manuelの3人,Ron Wood,それにGeorgie Fameだけで,それ以外はバック・カヴァーで謝辞を書かれているメンツが参加と想定する以外にない。まぁ,何らかのかたちで関わっていそうな名前が並んでいるから,おそらくは彼らが参加はしているはずだが,いかにもという名前が並んでいる。

それだけのメンツが参加しているならば,もっと聞きたいと思うのが筋なのだが,どうもそういう気になれないのは,The Band愛が高じて,レイドバックし過ぎたというか,あるいはThe Band的なサウンドに寄り過ぎたっていう気がする。私はThe Bandの音楽だって好きだが,それはThe Bandの演奏を聞けばいいのであって,別にEric Claptonのアルバムである必要はない。

また,数多くのセッションから選曲したであろうことから,何となく一貫性に欠ける,もしくは寄せ集め感を覚えるというところがこのアルバムの難点だと思える。むしろ,これを聞くならば,ライブ音源の寄せ集めと言われても仕方ない70年代のライブ音源を集めた"Crossroad 2"の方がずっと楽しめてしまうのは,Eric Claptonの色がちゃんと出ているからだと思う。星★★★。もちろん嫌いじゃないんだけどね。

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