久しぶりに聞いたJoe Zawinulの”Di•a•lects”。
"Di•a•lects" Joe Zawinul(Columbia)
これもなかなかプレイバックしないアルバムだなぁと思いつつ,久しぶりに聞いてみた。私の場合,Joe Zawinulの才能は評価していても,Weather ReportはWayne Shorterが聞きたくて聞いていたようなものだと言ってしまうタイプなのだ。なので,Joe ZawinulのアルバムもZawinul Syndicateをはじめとして,いろいろ保有しているにもかかわらず,なかなか聞かないってのが正直なところである。まぁ,このアルバムもヴォーカリストをゲストには迎えていても,全面的にJoe Zawinulの演奏というところが,ちょっと抵抗感を上げてしまう要因かもしれない。
それでも久しぶりに聞いてみると,これは結構スリリングな出来になっていたなぁと思う。「方言」なんてタイトルが付いてしまうので,ワールド・ミュージック的な感覚を与えるのも,後のZawinul Syndicateと重なる部分があって,そのプロトタイプという感じだ。それはそれで悪くないと思うのだが,一般的なジャズ・ファンからすれば,好みが分かれるタイプの音楽と言ってもよいかもしれない。コンベンショナルなジャズ・ファンであればあるほど,打ち込みに対して拒否反応を示してしまうところがあると思う。私は別に抵抗感はそれほどないとしても,やっぱり「生身」の音楽の方が魅力的だと思ってしまうので,そういう点では結構損をしていると思えるのだ。
展開される音楽のレベルは無茶苦茶高いにもかかわらず,そうした点で損をしていると思えるのがちょっともったいないかなぁ,ってところで星★★★★。これを聞くならWeather Report聞くよなぁと言っては身も蓋もないが...(苦笑)。
Personnel: Joe Zawinul(All Instruments, vo), Bobby McFerrin(vo), Carl Anderson(vo), Dee Bellson(vo)
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