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2022年5月29日 (日)

これも久しぶりに聞いたStefano BollaniのECM初リーダー作。

_20220526 "Piano Solo" Stefano Bollani(ECM)

これを聞くのも久しぶりだ。私はてっきりこのアルバムをこのブログで記事にしていたと思っていたのだが,このアルバムがリリースされたのが,このブログを開設する前ということもあって,取り上げたことはなかったというのが実態である。ブログを始めて結構な時間が経っている私だが,ではその間にこのアルバムを何度聞いたかと聞かれると,あまり記憶にないかもしれない。それを考えれば,CDの枚数が増えすぎるのは決していいことではないなぁと改めて思う。

それはさておき,レーベルにおける初リーダー作がピアノ・ソロということもあって,多彩なピアノ・スタイルを収めた感じになっているのは,ショーケースとしてはまぁ納得できるものかなと思う。美的なるものと,現代音楽的なタッチを交えながら,実に粒立ちのよいピアノを聞かせるStefano Bollaniである。オリジナルに,スタンダード,クラシックのアダプテーションに,Beach Boysまで入っているというところに,Stefano Bollaniのピアノ・スタイルの出自をうかがうこともできる。

しかしである。さすがに"Maple Leaf Rag"はやり過ぎだろうと思うのは決して私だけではないと思う。どう考えても総帥Manfred Eicherの趣味に合致する訳でもないところに,なんでこれが入っているのか?ECMで同じような思いを経験したのがKeith Jarrettのライブ・アルバム,"My Foolish Heart"であったがそれと同じ違和感を覚えてしまった。

多彩なスタイルを吸収しているのはわかるのだが,それを全部開陳しなくたっていいんじゃないの?と思えてしまうのがこのアルバムの難点。それでも全体としては出来は悪くないので星★★★★はつけられるが,やっぱり"Maple Leaf Rag"は浮いている...。

Recorded in August 2005

Personnel: Stefano Bollani(p)

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