2022年10月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ

« Horace Silver:メロディ・メイカーとしての資質が明らかになるナイスなコンピレーション #HoraceSilver | トップページ | 超寡作なSadeのライブ盤を久々に聴く。 #Sade »

2022年4月 2日 (土)

ついついBilly Holidayはハードルが高いと思ってしまう私...。 #BillyHoliday

_20220401 "The Greatest Interpretations of Billy Holiday" Billy Holiday(Commodore)

ただでさえジャズ・ヴォーカルをちゃんと聞いていない私のようなリスナーにとって,Billy Holidayは高いハードルとして存在している。いかにも「情念」のようなものを打ち出されるような歌唱は,決して気楽に聞けるものではないし,ついつい身構えてしまうのだ。なので,このアルバム(私が唯一保有するBilly Holidayのアルバム)にもなかなか手が伸びないというのが実態なのだが,気まぐれで取り出して聴いてみたが,やっぱりハードルが高い(苦笑)。

このアルバムは1939年と44年のCommodoreレーベルへの吹き込みを集成したものだが,冒頭からして"Strange Fruits(奇妙な果実)"ではこっちもついつい身構えてしまうのだ。この歌詞を見れば,決して気楽に聞けるものではなく,カクテル・ラウンジとかでお気楽にジャズ・ヴォーカルを聞くのとは次元が違うのだ。しかもそれを歌うのがBilly Holidayのあの声である。リラクゼーションとは無縁の世界ではないか。

アルバムの最後には昨今「カムカム・エブリバディ」でも話題の"On the Sunny Side of the Street"が収められているが,この曲さえエモーショナルな感じになってしまうのがBilly Holidayなのだ。こういう人だから,私がこのアルバムを聞いていて思ったのは,Billy Holidayにはスタンダードよりもブルーズの方がフィットするのではないかという感覚であった。Billy Holidayが醸す情念こそ,ブルーズ・フィーリングそのもののように感じたからである。

波乱万丈,かつ薬漬けのような人生を送ったBilly Holidayであるが,そうした人生を投影した歌であり,歌声というのは鬼気迫るという表現が一番であった。凄い歌手だなぁと思いつつ,やっぱり気楽に聴けないというところには変わりはない。だが古い録音でありながら,今でも心に刺さることには間違いない歌唱の数々である。これはどうしても星★★★★★になってしまうんだろうなぁってところ。

Recorded on April 20, 1939, March 25, April 1 & 8,1944

Personnel: Billy Holiday(vo), Frank Newton(tp), "Doc" Cheatham(tp), Vic Dickenson(tb), Tab Smith(as), Lem Davis(as),  Kenneth Hollon(ts), Stan Payne(ts), Sonny White(p), Eddie Haywood(p), Jimmy McLin(g), Teddy Watrers(g), John Williams(b), John Simmons(b), Eddie Dougherty(ds), "Big Sid" Catlette(ds)

« Horace Silver:メロディ・メイカーとしての資質が明らかになるナイスなコンピレーション #HoraceSilver | トップページ | 超寡作なSadeのライブ盤を久々に聴く。 #Sade »

ジャズ(2022年の記事)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« Horace Silver:メロディ・メイカーとしての資質が明らかになるナイスなコンピレーション #HoraceSilver | トップページ | 超寡作なSadeのライブ盤を久々に聴く。 #Sade »

Amazon検索ツール

2021年のおすすめ作