Simon Phillips参加のJudas Priest:まだこの頃はヘビメタってよりハード・ロックだな(笑)。
"Sin after Sin" Judas Priest (Columbia)
先日,Simon Phillipsの新譜"Protocol V"を取り上げたところだが,私がSimon Phillipsの名前を初めて意識したのは"801 Live",そしてJeff Beckの"There And Back"であった。前者は1976年のレコーディングだから,Simon Phillipsはまだティーンエイジャーだったというのは実に信じがたいことであった。後者は1980年だから,まだ20代前半という年代からは考えられないようなテクニシャンであった。
そんなSimon Phillipsは70年代からセッション・ドラマーとして活動していて,ヘビメタ・バンド,Judas Priestにも本作だけ参加している。今やJudas Priestはヘビメタの代名詞みたいになっているが,改めて本作を聴いてみると,ヘビメタと言うよりも,まだまだハード・ロックと言ってよい音である。Roger Gloverがプロデュースしていることもあって,Deep Purple的なところもそこはかとなく感じる。そうは言ってもアルバム後半になってヘビメタ風味が強まるので,バンドとしては過渡期だったのかなって感じだ。
そんな中でのSimon Phillipsであるが,本作のレコーディングが1977年前半だから20歳になるかならないかぐらいの頃であるが,何でもできちゃうのねぇって感じの余裕の叩きっぷりには,若い頃から凄いドラマーだったってのを改めて感じざるをえない。まぁ,私としては,Simon Phillipsつながりでこのアルバムをストリーミングで聞いたので,Judas Priestのファンからは何言ってんだかって感じかもしれないが,ある特定のミュージシャンから,日ごろ縁のないバンドの音も聞くのだから,それはそれで経験値の積み上げってことで(笑)。そういう意味では,ストリーミングあってこその音楽体験だよなぁ。
Recerded between January and March 1977
Personnel: Rob Halford(vo), K.K. Downing(g), Glen Tipton(g, p, org), Ian Hill(b), Simon Phillips(ds, perc)
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