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2022年2月16日 (水)

"Boss Tenors":これを聴くのはいつ以来だろう?

Boss-tenors "Boss Tenors" Gene Ammons & Sonny Stitt(Verve)

このアルバムは確か大学時代に買ったもので,随分減ってしまった(本当に残っているのは大したことのない枚数である)私のアナログ盤のコレクションにしぶとく粘っているもの(笑)。なんでこのアルバムを買う気になったかは記憶が飛んでしまっているが,こういう渋いアルバムに魅力を感じたいというような,ある種の背伸びのような感覚もあったかもしれない。また,後々,Sonny Stittのアルバムをそこそこ保有するようになった契機になったかもしれない。そんなアルバムでありながら,過去少なくとも10年以上はプレイバックしていないはずだ。

そして,改めてこのアルバムを実に久しぶりに聴いてみると,名盤と言えるほどの出来ではないと思う。また,2テナーとなれば,もう少し丁々発止のような感覚を生み出してもよいかもしれないが,それでもここに聞かれる余裕のフレージングとかを聞いていると,このくつろぎ感って大事だよなと思ってしまう。

"Boss Tenors"と言いながら,A面冒頭の"There Is No Greater Love"ではStittはアルトを吹いているが,それ以外はテナーで通している。音的にはGene Ammonsの方が野太い感じで,結構魅力的な音だなぁと改めて感じてしまった。一方,Sonny Stittはバップ・フィーリング溢れるフレージングを聞かせて,この二人のテナーのキャラの違いみたいなのを感じさせる。

アナログのアルバムってのは,どっちの面を聴くかってのには,相当違いが出てくると思うが,このアルバムについては,私はB面ばかり聞いていたように思う。しかし,今回,A面も聴いてみると,こっちも悪くなかった。

いずれにしても,グラスでも傾けながら,くつろいで聴くには丁度いいアルバム。星★★★★。リズム・セクションは全く知らない名前が並んでいるが,レコーディングが行われたシカゴのローカル・ミュージシャンなのか,あるいはシカゴ出身のGene Ammons系列の人なのか全くわからないが,演奏には破綻はない。

Recorded in August, 1961

Personnel: Gene Ammons(ts), Sonny Stitt(ts, as), John Houston(p), Charles Williams(b), George Brown(ds)

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