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2022年1月25日 (火)

Brecker Brothersのブートレッグもどき:演奏はいいが,曲名適当,ミキシングすかすかなのがいかにも(笑)。

_20220124"The Brecker Brothers Live" The Brecker Brothers (Jazz Door)

Jazz Doorというレーベルは,おそらく放送音源をそのままディスク化してリリースするブートレッガーまがいながら,一般のCDショップでも流通していた。現在もそうしたリリースをするレーベルはHi Hatはじめいくらでもあるが,Jazz Doorはなかなか食指が動く音源が多かったし,音質もそこそこのものを揃えていたという印象が強い。なので,私も何枚かこのレーベルから出たアルバムは保有している。これもそのうちの1枚。

本作はバンドとして復活を遂げた"Return of the Brecker Brothers"後のツアー時の音源と思われる。裏ジャケにはNYC録音なんて書いているものの,Randy BreckerがMCで"Merci"と何度か言っているので,そもそもNYC録音ではないだろうというところから,そもそも怪しい。更に曲名を"Sponge"を"Spunch"と書いてみたり,"Inside Out"を"N.Y. Special"なんてしてしまうという適当さ,いい加減さに溢れている。

そうしたいかにもブートレッグ的なところに加え,この音源の難点はミキシングがすかすかで,せっかくJames Genus~Dennis Chambersというリズム隊を使っていることによる重量感もへったくれもないというところが残念である。それは冒頭の"Some Skunk Funk"から明白なのだ。サウンドボード録音なので,音そのものは悪くないのだが,ちょっとはイコライザーぐらいかませよなんて文句も言いたくなる。まぁ,ブートまがいなので,そういう文句を言えた筋合いではないが。また,終盤の"Spherical"はフェード・インぽく始まるのもご愛敬。

演奏はいかにもBrecker Brothersらしいと言ってよく,クォリティは高いし,Micheal BreckerのEWIが結構聞けるというところは貴重だと思える。特に"Song for Barry"冒頭における長尺のEWIソロは聞きどころ満載って感じである。"Inside Out"でもEWIでソロを取っていて,それも面白い。まぁ,ブートまがいのアルバムであるから採点対象とはしないが,いくつかの瑕疵を気にしなければ,相応に楽しめる。

そう言えば,この頃の演奏の映像がレーザーディスクでリリースされていて,私はそれも保有していたが,プレイヤーが故障してしまい,その頃にはパイオニアが生産を中止してしまったので,ソフトも全て破棄してしまった。今や振り返りも不能となってしまったのはもったいなかったって気もするが,それも時代の流れである。

時代の流れついでに言えば,このジャケ写真にはWTCのツイン・タワーが写っている。9/11からも既に20年以上経過しているんだよなあ。時の流れは早いとつくづく感じる還暦オヤジである(苦笑)。

Personnel: Randy Brecker(tp), Michael Brecker(ts, EWI), Mike Stern(g), George Whitty(key), James Genus(b), Dennis Chambers(ds)

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