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2022年1月27日 (木)

David Sanbornの露出度が高いJoe Beckのアルバム。

_20220126 "Beck" Joe Beck(Kudu)

アルバム・タイトル通りJoe Beckのリーダー作でありながら,海外で再発された際には"Beck & Sanborn"なんてタイトルもついてしまったほど,David Sanbornの露出度が高いアルバムである。そのため,David Sanbornファンならみんな知っている(かつ買っている)し,裏Sanbornリーダー作と言われたりもしてしまうという,Joe Beckにとってはいいのか,悪いのかわからない作品である(笑)。このアルバムがリリースされたのは1975年で,同年,David Sanbornの初リーダー作”Takin’ Off"もリリースされているが,間違いなくこっちの方がSanbornとしても出来がいいと思うのは,きっと私だけではあるまい。だからこそ上述のような評価になる訳だ。

出てくるのはいかにも往時のフュージョン(クロスオーバーと言うべきか)の王道のような音であり,そもそも王道のようなミュージシャンがバックを固めている。ストリングスのアレンジがDon Sebeskyというのもいかにもだ。そうした音に乗って出てくるソロイストとしてのDavid Sanbornのアルトは,当たり前ではあるがまさにDavid Sanbornそのもの。ミキシング・レベルはリーダーであるJoe Beckの方を上げてあるようにも思えるが,ついついDavid Sanbornのフレージングに耳が行ってしまうというアルバム。

曲もそれぞれに魅力的ながら,後にHiram Bullockもアルバム"From All Sides"で取り上げた,Don Grolnick作の"Cactus"っていい曲だねぇと改めて思ってしまった。

David Sanbornのことばかり書いているが,もちろんここはJoe Beckのリーダーとしての頑張りがあったからこそのこのアルバム,そしてCreed Taylorのナイスなプロデュースってことにしておきたい。こういう東海岸的なちょっとウェットな感覚ってのが多分日本では特に受けるんだろうなぁ。西海岸ではこうはならないって感じである(笑)。相応に時代は感じさせるものの,今聞いても十分魅力的。星★★★★☆。

Personnel: Joe Beck(g), David Sanborn(as), Don Grolnick(key), Steve Khan(g), Will Lee(b), Christopher Parker(ds), Ray Mantilla(perc), Fredercl Buldrini(vln), Harry Cykman(vln), Peter Dimitriades(vln), Max Ellen(vln), Horold Kohon(vln), Charles Libove(vln), Harry Lookofsky(vln), Joe Malin(vln), David Nadien(vln), Jesse Levy(cello), Charles McCracken(cello), George Ricci(cello)

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