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2022年1月13日 (木)

渋い。ジャケも渋いが,音も渋いBobby Timmonsのアルバム。

_20220109-3 "Born to Be Blue!" Bobby Timmons(Riverside)

このアルバムは懐かしい。私が学生時代から随分と長い期間に渡って世話になった高田馬場のジャズ喫茶,Milestoneの店頭にこのアルバムのジャケットがずっと飾られていて,これほど雰囲気のあるジャケはなかなかないと思っていた。それもあって,私はこのアルバムのアナログ盤を持っていたはずなのだが,それが行方不明となってしまったのは実にショックであった。売ったはずはないのだが,一体どこへ消えてしまったのかという感じだったのだ。今は紙ジャケのCDで保有しているものの,このジャケはやっぱりアナログで愛でたいよなぁと今でも思っている。残念ながらMilestoneは閉店してしまったが,そうした思い出は残っているし,今後も消えることはない。

それはさておきである。このアルバム,ジャケも渋いが,収められた音楽も実に渋い。思わず「くぅ~っ」となってしまうようなナイスなピアノ・トリオによるアルバムなのだ。歴史的名盤とは言わないが,夜,小音量で流しても絶妙な雰囲気,あるいは理想的なアンビエンスを醸し出してくれるアルバムと言えばよいだろうか。こういう音楽が流れていると,ついつい酒の量が増えるって感じの音楽だ。

誤解を恐れずに言えば,黒人にしか出せない音が全編に渡って収められていて,ある意味,ジャズってこういうもんだって言いたくなるような感覚すら与えると言っても過言ではない。逆に言えば,この音楽をいいと思えない人とは私は話が合わないだろうなぁとさえ思ってしまう。まぁ,そういうアルバムって各々のリスナーに存在しているだろうが,本当に私にとっての密かに愛すべきアルバムなのだ。

このジャケから想像されるような音が見事に紡ぎ出されるって感じだと思ってもらえばよいだろう。どこから聞いてもナイスなアルバム。ジャケにオマケして星★★★★☆。いやぁ,ええですわぁ。

Recorded in September 1963

Personnel: Bobby Timmons(p), Sam Jones(b), Ron Carter(b), Connie Kay(ds)

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