Robert PlantとAlison Kraussの第2作。これまたいいねぇ。
"Raise the Reef" Robert Plant / Alison Krauss(Warner Music)
年の瀬も迫ってきたところに,またまたいいアルバムが出てきた。前作"Raising Sand"も素晴らしかったRobert PlantとAlison Kraussの二人だが,突然の第2作のリリースである。前作もそうだったが,今回も選曲の妙に加えて,二人のヴォーカルが渋いことこの上ない。最高なのだ。
そして,前作でもそうだったが,ここでもMarc Ribotほぼ全面参加ってのが凄いよねぇ。自分のバンドでやっていることとの落差が大きく,一体どういう頭の構造なのかと思えるが,ここではあくまでも音楽に合わせた渋い伴奏ぶりである。
もはや私の音楽的嗜好とこれほど合ってしまうと文句のつけようもない。T Bone Burnettのプロデュースもよろしく,またも傑作をものにしたお二方って感じである。酒でも飲みながら楽しみたくなること必定のレイドバック音楽。星★★★★★。カテゴリーはロックにしているが,これはロックよりSSW的な感じだと思ってもらえばよいだろう。
Personnel: Robert Plant(vo, hca), Alison Krauss(vo, strings), Jay Bellerose(ds, perc, clap), Viktor Krauss(b, synth), Dennis Crouch(b), Bill Frisell(g), Marc Ribot(g, requinto, b, clap), T Bone Burnett(g, synth, b, vo), Russell Pahl(pedal steel, g, b), David Hidalgo(jarana, g, clap), Jeff Taylor(dolceola, celesta, p), Stuart Duncan(banjo, fiddle, mandolin, cello), Buddy Miller(mandolin, g), Colin Linden(resonator), Lucinda Williams(vo)
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