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2021年11月29日 (月)

実に面白いEberhard Weberのライブ発掘音源。

_20211128 "Once upon a Time" Eberhard Weber(ECM)

最近,ベース・ソロのアルバムがよく出るECMであるが,これはEberhard Weberが94年に行ったライブ音源を発掘リリースしたもの。Eberhard Weberのソロ演奏となっているが,おそらくシークェンサーを用いて,多重録音的な雰囲気を醸し出している。そして,いかにもEberhard Weberらしいベース音が捉えられていて,実にECMらしいアルバムとなった。このECMらしさは最近,エンジニアリングで名前を観ることもあるGerald de Haroが,このレコーディングのプロデュースとエンジニアリングを行っていることによる部分もあるかもしれない。

いかにもEberhard Weberらしい音楽が続く中,突然"My Favorite Things"が現れるのには驚くが,「音」の一貫性もあるので,演奏としての違和感はない。

いずれにしても,このタイミングでこの音源がリリースされることに,ECMというレーベルにおけるEberhard Weberの重要性というものが示されていると思う。今年,ECMからはMarc Johnsonのベース・ソロ・アルバムもリリースされたが,同じベース・ソロでもこれほど違うというところを感じさせるのが実に面白く,Marc Johnsonもよかったが,このアルバムも同じぐらいよいと思ってしまう。

もはやEberhard Weberは脳梗塞により演奏はできないし,既に傘寿を過ぎた高齢ではあるが,過ぎし日の創造性を感じさせるには十分なアルバムであった。万人向けとは思わないが,好き者にははまる世界ってことで,星★★★★☆。

Recorded Live at Theater des Halles, Avignion in August, 1994

Personnel: Eberhard Weber(b)

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コメント

こんにちは。

聴いていて、どうしても多重録音でなければ運指上無理があってできないよなあ、と、そればかり考えていたのですが、何人かの方から教えていただいたり調べたりして、YouTubeも見て、エコーチェンバー?エフェクターを使っていて納得しました。そういうことも含めて唯一無二の個性的なベーシストで、やはりECMには欠かせなかったなあ、と思います。幸い今になってこの音源が出たので、いろいろな面で納得できました。

当方のブログアドレスは下記の通りです。
https://jazz.txt-nifty.com/kudojazz/2021/11/post-0d74d6.html

910さん,こんにちは。リンクありがとうございます。

>聴いていて、どうしても多重録音でなければ運指上無理があってできないよなあ、と、そればかり考えていたのですが、何人かの方から教えていただいたり調べたりして、YouTubeも見て、エコーチェンバー?エフェクターを使っていて納得しました。

エコーチェンバーってのはよく知りませんが,私の感覚ではジャコパスがJoni Mitchellの”Shadows & Light"の映像版に入っているソロ曲で,使っていたのと同じような感じだと思います。

>そういうことも含めて唯一無二の個性的なベーシストで、やはりECMには欠かせなかったなあ、と思います。幸い今になってこの音源が出たので、いろいろな面で納得できました。

Manfred Eicherもレーベルを彩ったプレイヤーにはちゃんと義理堅いところを示しているって気がします。面白いですが,ちゃんとリスペクトすべきはリスペクトしているってところなのかもしれませんね。

面白いアルバムでした。1970年代のECMらしさって、アコースティックな感触だけでなく、彼のような独特な電気音空間もありましたね。面白かったですね。年下のジャコの影響を感じていますが、どうでしょう(スワロー含め)。

https://dailymusiclog.hatenablog.com/entry/2021/11/25/080711

閣下、リンクをありがとうございます。m(_ _)m

910さまが、すでに言及してらっしゃるとおりで、
ライブ会場でその場で創り上げた音源ということに驚きます。
でも、もっと、凄いのは、、そういう高い技術を求められている場でも
とても、感情豊かな音楽となっていることだとおもいました。

私のリンクも置いていきますね。
https://mysecretroom.cocolog-nifty.com/blog/2021/11/post-d3766f.html

K's Jazz daysさん,おはようございます。リンクありがとうございます。

>1970年代のECMらしさって、アコースティックな感触だけでなく、彼のような独特な電気音空間もありましたね。

そうですねぇ。今でも幅は広いですが,エレクトリック感は後退してますね。

>年下のジャコの影響を感じていますが、どうでしょう(スワロー含め)。

シークェンサーの使い方にそういうところは感じますし,ベーシストとしてはやっぱり意識せざるをえないところはあったんだと思います。

Suzuckさん,こんにちは。リンクありがとうございます。

>ライブ会場でその場で創り上げた音源ということに驚きます。
>でも、もっと、凄いのは、、そういう高い技術を求められている場でも
>とても、感情豊かな音楽となっていることだとおもいました。

確かに一発勝負みたいなところで,こうした歌心を聞かせるのが凄いですよねぇ。だからこそ敢えて今になってのリリースだったんだと思います。

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