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2021年11月 5日 (金)

望月慎一郎の”Trio 2019”:このアルバムが日本から生まれたことに驚く。

_20211104 "Trio 2019" 望月慎一郎(Unknown Silence)

FBやブログのお知り合いが取り上げられていて,気になって仕方がなかったアルバムである。巷のショップでは11/17リリースとなっているようだが,レーベルに直接発注して,早速ゲットした。それぐらい逸早く聞きたくなるメンツだったと言ってよい。何てったって,ベースはMiroslav Vitous,ドラムスは福盛進也なのだ。これはどうやっても気になる。

メンツからしても,ジャケの雰囲気からしてもECMライクなところを想像するが,まずはストリーミングで聞いて,こういう音楽が日本から生まれたことを素直に喜びたい。まさにツボにはまる素晴らしいピアノ・トリオ・アルバムである。静謐にして美的なところはやはりECM的と言ってよいが,日本人のピアニストがこういう演奏をすることが今まであっただろうかと思ってしまう。そして,Vitousの来日,福盛の帰日のタイミングを逃さなかったことも素晴らしいではないか。まさに一期一会。

こういうサウンドが好みのリスナーにとっては文句なしというところであるが,果たして本作に"Waltz for Debbie"は必要だったのかなぁ?という気はする。むしろ,メンバーのオリジナルだけで通してもよかったのではないかと思えるところはあるが,それでもアルバム全体を支配する美的な感覚は素晴らしい。まずはこうしたアルバムがリリースされたことを評価したい。星★★★★☆。

Recorded in 2019

Personnel: 望月慎一郎(p), Miroslav Vitous(b), 福盛進也(ds)

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コメント

閣下、これも抜き打ち的な感じでびっくりだったです。
まぁ、、ここでは、、ヴィトウスさまは、お客様的立場なのでしょうが、、結構と熱くなってるのがいいなぁ、、と、やっぱり。ヴィトウスさまです。

個性的な3人が創り上げた情感豊かな世界だとおもいます。
信念が引き寄せた奇跡的なめぐり会いの一枚ですね。

私のリンクを置いていきます。
https://mysecretroom.cocolog-nifty.com/blog/2021/10/post-6c6640.html

Suzuckさん,こんばんは。リンクありがとうございます。

>これも抜き打ち的な感じでびっくりだったです。

はい。私も驚きました。

>個性的な3人が創り上げた情感豊かな世界だとおもいます。
>信念が引き寄せた奇跡的なめぐり会いの一枚ですね。

これを実現させた実行力には敬服します。いいものを聞かせてもらいました。

このページを拝見し、早速購入。
ECMよりはwarmで、あまり鋭角的ではない音だと思いますが、昨今のECMより良き録音で楽しめました。Vitousがそんななかに溶け込んでいるのにはビックリ。
ゆったりと聴いています。

K's Jazz daysさん,こんばんは。

>このページを拝見し、早速購入。

痛み入ります。

>ECMよりはwarmで、あまり鋭角的ではない音だと思いますが、昨今のECMより良き録音で楽しめました。Vitousがそんななかに溶け込んでいるのにはビックリ。

Vitousの参加そのものが驚きでしたが違和感ない演奏でした。Vitousを立て過ぎることもなかったのがよかったって気もします。こういう音楽は大歓迎ですね。

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