2021年10月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

2019年おすすめ作

無料ブログはココログ

« 昨今の楽しみ:「黄金の日日」の再放送。 | トップページ | 好調時のStan Getzのブートレッグ。 »

2021年10月 6日 (水)

ボックス・セットについて考える。

Classic-quartet世の中,CDの売り上げがどんどん落ち込んで,ストリーミングが主流になる中,それでもフィジカルな媒体にこだわる高齢者及びマニアを狙ったボックス・セットってのが次々と出てくる。まぁ,これは今に始まったことではなく,前々からそうな訳で,私も随分と多数のボックス・セットを保有するに至っている。

しかしである。不完全テイクをありがたがって聞くかと言えばそんなことはないし,ブートを焼き直したような劣悪な音源を聞く気にもならないというのが,一般的なリスナーの姿だろう。正直言って私もそうなのだ。なんで,突然こんなことを言いだしたかというと,John Coltraneの"The Classic Quartet: Complete Impulse! Studio Recordings"を聴いていて,このボックスの編集方針ってどうなのよって思ったことがある。

このアルバム,演奏がセッション順に収めらているものだから,オリジナルのアルバムとは必ずしも曲順が一致しないし,その辺りに違和感を覚えだすと,どうにも気になってしまうのだ。Quartetとしての成長過程を辿ると言えば聞こえはいいが,そういう聞き方をする人は,学究肌の人かマニアだと思う。まぁ,私としては,リッピングしてオリジナル・アルバムのように曲を並べ替えればいい訳だが,それもかなり面倒くさい。だから,ついつい聞かずに置いておいてしまうということになるのだ。買ったときは,結構喜び勇んで聞いても,その後のプレイバック頻度は明らかに落ちていくのが常である。

私はJohn Coltraneのアルバムは相応に保有はしているものの,このボックスに入っている"Coltrane"や"Crescent"は結局買わずじまいで済ませてきたのだが,やっぱりどうしても納得がいかなくなり,結局,オリジナル・アルバムのフォーマットでCDを購入するという無駄使いをしてしまった。

そもそもこのボックス,金属製のカバーがついているが,それは錆びるし,格納用のブックレット付きのケースは色落ちするしという欠点があることも問題だったのだが,やっぱりアルバムはオリジナルで聞いた方がいいわってところである。もちろん,このボックスに収められた演奏そのものにはケチのつけようもない訳だが,敢えてスタジオ録音にこだわる理由があったのかと思わせるよう編集方針や,パッケージングには問題があったと言ってよいだろう。これに比べれば,Vanguardのライブのボックスははるかに出来が良かったと思っている。

どうせならColumbiaのMilesのボックスのように,オリジナル・アルバムは全部入れて,ボートラも入れる,あるいは新規で音源を追加するという編集方針の方がずっと親切のような気がする。98年のリリース以来,このボックスをまともに聞いたとは言えないというのはやっぱり問題だよなぁ(苦笑)。

逆に言えば,こういう音源は,オリジナル・フォーマットをちゃんと聞いてから手を出すべきなのだということを改めて痛感。

« 昨今の楽しみ:「黄金の日日」の再放送。 | トップページ | 好調時のStan Getzのブートレッグ。 »

ジャズ(2021年の記事)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 昨今の楽しみ:「黄金の日日」の再放送。 | トップページ | 好調時のStan Getzのブートレッグ。 »

Amazon検索ツール