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2021年10月 4日 (月)

Grant Greenのどファンク!

_20211002 "Live at Club Mozanbique" Grant Green(Blue Note)

私はGrant Greenと縁が薄い人間である。保有しているアルバムなんてごく限られたものだし,このブログにもGrant Greenのリーダー・アルバムが登場したことはないはずだ。そんな私がいきなり取り上げてしまうのが,このファンク炸裂ライブ・アルバムである。

Club Mozanbiqueと言えば,先日亡くなった(Dr.) Lonnie Smithもライブ盤を残していて,そっちも強烈なアルバムだった(記事はこちら)。これらのアルバムを聞けば,大体このクラブにおいてどういう音楽が演奏されていたかわかりそうなものである。Club Mozanbiqueはデトロイトにあったそうだが,ジャズだけではもうからないので,後には女性向けのストリップ小屋(つまりダンサーは男)になったなんて情報もある。そういうことをやる下世話なオーナーが好きそうなファンク・ミュージックって感じだろう。

ここでも全編に渡って,真っ黒けと言ってもよいような音が続くが,オルガン入りギター・トリオにサックスが2本という編成からして,そうした脂っこさは想像できてしまう。そして,それをエグ~とか言いつつ喜んで聞いている私もいかがなものか,ってところである。だが,いいのである。たまにはこういう音も,私には必要なのだということを痛切に感じさせてくれる。

そもそもこのアルバムも長年お蔵入りしたものを発掘したものだが,そもそもステレオ録音のテープは消失し,同時に録られていたモノラル・ミックスをもとにリリースされたものだそうだ。まぁ,こういう音楽は時代性もあると思うので,現代においてこういう音楽が売れるかと言えば,それは微妙なところではある。しかし,70年代前半という時代を切り取ったドキュメントだと思えばいいのである。

いずれにしても,Burt Bacharachの"Walk on by”すらもファンクに染めて,まぁよくやるわってところだが,こういうのは好きだなぁ。だからと言ってGrant Greenのほかのアルバムにまで手を出すとは思わないが,ストリーミングなら聞いてみてもいいなと思えてしまうのだから現金なものだ。アルバムとしては私はLonnie Smith盤の方がいいと思うが,これはこれで楽しめる。人によっては単調に聞こえるかもしれないが,それがもたらすトランス効果こそが本作の真骨頂(笑)。星★★★★。

Recorded Live at Club Mozanbique on January 6 & 7,1971

Personnel: Grant Green(g), Clarence Thomas(ss, ts), Houston Person(ts), Ronnie Foster(org), Idris Muhammad(ds)

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