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2021年10月16日 (土)

Ketil BjørnstadとDavid Darlingに触発されてGouldの「バード/ギボンズ集」を聴く。

_20211015 "A Consort of Musicke bye William Byrde and Orland Gibbons" Glenn Gould(Columbia)

昨日取り上げたKetil BjørnstadとDavid Darlingの"The River"のライナーには,一部の曲はバードとギボンズの音楽に触発されて書いたという記述があった。バードとギボンズの音楽については,私はこのGouldのアルバムと,Simon Prestonの"Early English Organ Music"の一部としてしか音源を保持していないから,正直言って馴染みは薄いのだが,Gouldのアルバムはそのバードとギボンズの曲だけで構成されていて,ついつい聞きたくなってしまったのであった。

もともとはヴァージナル(チェンバロ)のための音楽として書かれたこれらの曲をGouldのピアノで聴くということは実に感慨深い。そもそもGouldが残したレコーディングにおいて,バッハ以前の音楽はこれだけだというのだから,ますます貴重ということになるが,実に淡々と弾いている感覚が強い。

そもそも,現在私が保有しているGouldの音源はこれ以外は全てバッハなのだが,どうしてもこのアルバムだけは手放すことができないと言ってよいぐらい好きなアルバムである。とは言っても,これを聴くのも実に久しぶりだが(爆)。常に才気を感じさせるGouldのバッハに比べると,上述の通り,あっさり感すら覚えるが,これが実に味わい深いのである。バッハの演奏とは比べるべきではないと思うが,それでも十分に星★★★★☆には相当するだろう。

Ketil Bjørnstadがバードとギボンズのどこにインスパイアされたかはさておき,改めてこのアルバムを聴く機会を与えてくれたことはよかったと思う。

Personnel: Glenn Gould(p)

Recorded on May 26, June 14, 15,1967, on August 1, 1968 and April 17 & 18, 1971

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コメント

Toshiyaさん、こんにちは。

Ketil Bjørnstadはピアノソロが好きで、「Early Piano Music」をよく聴いてました。
特にPrelude 1
北欧らしい(澄み切った)音でしたなあ。
ではでは

nanmo2さん,こんばんは。

>Ketil Bjørnstadはピアノソロが好きで、「Early Piano Music」をよく聴いてました。
>特にPrelude 1
>北欧らしい(澄み切った)音でしたなあ。

これは聞いたことがないですねぇ。私はKetil BjørnstadはECMが基本で,それ以外は"Floating"しか聞いたことないんです。ストリーミングで探してみますね(笑)。

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