Amazon Primeで「タクシードライバー」を45年ぶり(!)ぐらいで観た。
「タクシードライバー("Taxi Driver")」(’76,米,Columbia)
監督:Martin Scorsese
出演:Robert De Niro, Cybill Shepherd, Jodie Foster, Harvey Keitel,Albert Brooks,Peter Boyle
私がこの映画を観たのは確か大毎地下で二本立ての一本だったと思う。それは公開された年だから,おそらく1976年で,私が中学生の頃である。それ以来,幾星霜を経て,Amazon Primeでこの映画を再見することとなった。さすがに45年も経つと,ストーリーラインの細かいところまでは覚えていない部分もあったが,その端々は印象に残っていたのは結構凄いことだと思える。そうは言いつつ,Robert De Niroの狂った感覚の印象が強過ぎて,エンディングってこんな感じだったのかってのは全然記憶になかったが...(笑)。
まぁ結構暴力的な表現もあるこの映画が,カンヌでパルム・ドールを獲ったというのも結構凄いことだし,Jodie Fosterの役柄なんかは現代であれば,自主規制が入ってあり得ないって感じになるのではないか。そういう意味では,どんどん映画製作も難しくなってしまうよなぁと思ってしまうが,本作はインパクトの強い映画だったと言わざるをえない。キネ旬の1位ってのもやはりそのインパクトゆえであったと思わざるをえない。
そしてこの映画を印象付けたのは映像のインパクトに加えて,Bernard Herrmannが書いたテーマのメロディだと思える。この哀愁を帯びたメロディが,この暴力的な映画と実にマッチしてしまうというところに,私は逆説的な魅力を感じる。そして,Robert De Niroだけでなく,いろいろな役者が適材適所で配置されていて,これはまさにキャスティングの妙と言わざるをえない。45年を経て観ても,これは実に面白い映画であったということで,星★★★★★。まさに温故知新であった。
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コメント
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白黒テレビで、Late For The Skyで踊ってるんだが、喪失感を歌った曲でムードたっぷりに踊れるなんて、アメリカ人、何考えてるんだと、違和感が。
只今、ウェブ開催の学会の合間(笑)
教育講演の後、試験が。
投稿: MRCP | 2021年9月18日 (土) 15時36分
これは、私はステファン・オリヴァのピアノ・ソロ・アルバム「Ghost of Bernard Herrmann」がお勧めですね。
感動が更に深まります。
7年ぐらい前の私のアーティクルをリンクさせていただきます(↓)
http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/stephan-oliva-g.html
投稿: photofloyd | 2021年9月18日 (土) 16時40分
MRCPさん,こんにちは。
>白黒テレビで、Late For The Skyで踊ってるんだが、喪失感を歌った曲でムードたっぷりに踊れるなんて、アメリカ人、何考えてるんだと、違和感が。
すばらしい記憶力に感心してしまいます。私は今回,この映画を観ていて,おぉっ,"Late for the Sky"だって思うのが精一杯でしたが,中学生の頃はJackson Browneに反応する訳もなく....って感じでした。
>只今、ウェブ開催の学会の合間(笑)
>教育講演の後、試験が。
学会の退屈しのぎですか?(爆) それでもお役に立てれば幸いです。
投稿: 中年音楽狂 | 2021年9月18日 (土) 16時59分
photofloyd(風呂井戸)さん,こんにちは。リンクありがとうございます。
>これは、私はステファン・オリヴァのピアノ・ソロ・アルバム「Ghost of Bernard Herrmann」がお勧めですね。
>感動が更に深まります。
Bernard Herrmannだけでアルバムを作ってしまうって凄いですねぇ。実に興味深いです。私が本家「タクシードライバー」以外で,この曲をやっているのはTerence Blanchardの"Jazz in Films"ですね。私がブログを始めた年に記事にしていますので,よろしければ下記URLからご覧下さい。この頃は点のつけ方が辛かったですね。今なら星★★★★にはしています。
https://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2007/08/terence_blancha.html
投稿: 中年音楽狂 | 2021年9月18日 (土) 17時08分
清楚なシビル・シェパードをポルノ映画に誘って振られるって、そりゃそうだろ。
何なんだ、この脚本。
一体何考えてんだか、どうも腑に落ちない。
投稿: MRCP | 2021年9月18日 (土) 22時29分
MRCPさん,おはようございます。
>清楚なシビル・シェパードをポルノ映画に誘って振られるって、そりゃそうだろ。
>何なんだ、この脚本。
>一体何考えてんだか、どうも腑に落ちない。
それをやってしまうDe Niroの狂った感覚,あるいはずれた感覚,普通じゃない部分を示すには,私はありだと思います。
まぁ人それぞれですね。
投稿: 中年音楽狂 | 2021年9月19日 (日) 07時46分
あれ、変人だと言いたかっただけですか。
何だ。
投稿: MRCP | 2021年9月19日 (日) 08時03分
MRCPさん,
>あれ、変人だと言いたかっただけですか。
>何だ。
そういうことだと思いますよ(笑)。
投稿: 中年音楽狂 | 2021年9月19日 (日) 08時13分
私の幼少期は、父親に連れられて東映ヤクザ映画や洋画(戦争もの、西部劇)を観る時期がありました。私の映画体験初期の思い出です。
それで自分には、血が流れたり、人が死んだりする場面に免疫があると思ってたのですが、この作品のクライマックスの襲撃シーンは大人になった今も正視できません。
ジョディ・フォスターは良かったけど。
投稿: Rooster Cogburn | 2025年1月19日 (日) 14時17分
>それで自分には、血が流れたり、人が死んだりする場面に免疫があると思ってたのですが、この作品のクライマックスの襲撃シーンは大人になった今も正視できません。
私は大丈夫でした。ホラーは嫌いですが,このレベルは耐えられます。
>ジョディ・フォスターは良かったけど。
既に大人の雰囲気も醸し出していましたね。
投稿: 中年音楽狂 | 2025年1月19日 (日) 15時35分