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2021年9月 7日 (火)

これはユニークだ。Kristjan RandaluとDave Liebmanによる「展覧会の絵」のジャズ・アダプテーション。

Randalu_liebman "Mussorgsky Pictures Revisited" Kristjan Randalu with Dave Liebman(BMC)

ムソルグスキーの「展覧会の絵」はロックの世界ではEL&Pがやっているのが定番となっているが,ジャズ界では私は聞いたことがなかった。よくよく調べてみれば,イスラエルのYaron Gottfriedという人が,"Pictures at an Exhibition for Jazz Trio and Orchestra"というアルバムも残しているようだが,全くのレーダー圏外。しかし,今回,別のストリーミング音源を探していてぶち当たってしまったのがこのアルバムであった。何せDave LiebmanとECMにもリーダー作のあるエストニア出身のKristjan Randaluのデュオ作である。

「展覧会の絵」はもともとピアノ曲であるが,それをラヴェルがオーケストレーションして,ぐわぁ~っ(笑)という感覚をリスナーに与えるのが常だし,EL&Pヴァージョンもその辺は同じである。それをピアノとソプラノ・サックスでやるとどうなるのかってところだが,これは主題の通り,ユニークな試みと言ってよい。原曲のメロディ・ラインはかなりの頻度で出てくるが,そこにDave Liebmanが自由なラインと原曲メロディを組み合わせながらソプラノを重ねるって感じである。

私としてはへぇ~って感覚で聞いていたのだが,これを面白いと思うかは微妙だ。私にとっては,この曲に求めるのは興奮か高揚感なので,ピアノとソプラノのデュオではやはり興奮度が足りない。もちろん,Liebmanのソプラノには切れ味も感じるし,ストリーミングで聞いても,Randaluのピアノは美しく捉えられている。しかし,敢えてこれを好んで聞くかというと必ずしもそうならないだろうというのが正直なところである。ユニークな試みであることは間違いないが,ユニークなものが必ずしも面白い,あるいは成功するとは限らない。少なくとも私にとってはそういう感じだ。ということで,星★★★ってところが精一杯だな。

Recorded on 19-20 April, 2019

Personnel: Kristjan Randalu(p), Dave Liebman(ss)

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