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2021年8月15日 (日)

懐かしのSteve Winwoodの初ソロ・アルバム。

Steve-winwood"Steve Winwood" Steve Winwood (Island)

私が初めて意識的にSteve Winwoodの音楽を聞いたのはアルバム,"Arc of a Diver"が最初だった。TrafficやらSpencer Davis Group等の音にもラジオ放送等を通じて触れていた可能性はあるが,それは自分の意思で聞いたものではなかったから,原初的体験はあくまでも"Arc of a Diver"である。それ以来,全部ではないが,Steve Winwoodのアルバムは結構マメに購入してきて,今や結構なファンとなった私だが,この初のソロ・アルバムを聞くチャンスはなかなかやってこなかった。私が現在保有しているアルバムは,2008年に出た紙ジャケ盤であるが,ようやくその段階になってこの音楽に触れたはずである。

そんな本作も,それ以来大して回数はプレイバックしていないが,"Arc of a Diver"に比べると,ソウル風味が強く,曲は若干地味に聞こえるというのが正直なところである。それは初のソロ・アルバムだからと言って余計な力が入っていないって感じもして,レイドバックした感覚さえ覚えてしまう。この落ち着いたサウンドがいいと思えるかどうかが評価の分かれ目のような気もするが,私としては"Arc of a Diver"に軍配を上げざるをえないというところだ。

もちろん,全6曲中4曲でリズムを支えるWillie WeeksとAndy Newmarkという鉄壁のコンビにより,ボトムはしっかりしているので,実にサウンドは安定しているし,演奏の質は実に高いと思える。"Arc of a Diver"と何が違うかと言えば,曲のクォリティ,あるいは魅力度ということになるのではないかと感じる。決して悪いアルバムとは思わないが,私としては"Arc of a Diver"への助走と捉えておきたい。それでも最後に収められた"Let Me Make Something in Your Life"なんて,結構いい曲だ。星★★★★。

Personnel: Steve Winwood(vo, p, key, synth, g, b, ds), Julian Marvin(g), Willie Weeks(b), Alan Spenner(b), Andy Newmark(ds), John Susswell(ds), Brother James(perc), Jim Capaldi(perc, vo), Reebop Kwaku Baah(congas), Nicole(vo)

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