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2021年8月24日 (火)

Richard Marx:売れたねぇ...。

_20210812-3 "Repeat Offender" Richard Marx(EMI)

私がRichard Marxを初めて聞いたのはおそらく在米中の初期ではなかったか。その頃,FMでやたらに"Right Here Waiting"がプレイバックされていたと思うが,この曲がヒットしたのは89年のはずだが,私がNYCに渡ったのは90年の8月であったから,それでもなおプレイバック回数が多かったということになる。まぁ,それは私が聞くステーションが限定的で,そのステーションがこういうバラッド系の曲もかけていたことによるかもしれない。それが私がこのアルバムを購入した契機だったと思う。その後,"Paid Vacation"まで都合3枚を購入していて,今でもそれは保有している。

いずれにしろ,Richard Marxが最も勢いに乗っていたのは80年代の後半から90年代の初期ということになるだろう。現在では,やれインダストリアル・ロックだ,何だかんだと揶揄されることも多いRichard Marxではあるが,それでもここで展開されるソリッドなサウンドが私にとって今でも結構魅力的に響くのは,私との同時代性ゆえか。そして,Richard Marxの絶頂期は日本のバブル期に重なるというのが象徴的ではあるが,時代がこういう音に反応していたのかもしれない。

Richard Marxは1stアルバムがかなり売れて,それに続いたのがこのアルバムであった。本人には相応のプレッシャーがあったと思うが,それでもこのアルバムは前作以上の成功を収め,全米#1になったのだから間違いなく売れたのである。Richard Marxはこのアルバムをピークとして,売れ行きそのものは下降線を辿っていくが,その後の私が保有しているアルバムも悪い出来ではなかったと思っている。Richard Marxは結構魅力的な曲を書いていたと思うが,この時代のアレンジメントが多少なりともパターン化して,飽きられる要素が出てきたというのも一方では事実のように思える。先述の通り,ソリッドなサウンドではあるが,逆に言えば一本調子になってしまっているところは否めない。

このソリッドさはTOTOにも通じるところがあるようにも思えるが,それは冒頭の"Nothin’ You Can Do About It"でSteve Lukatherがギター・ソロを弾き,その後の曲ではLukatherの弟子的なMichael Landauが結構ソロを弾いていることからしても,また,Bobby Kimballがバック・ヴォーカルで入っていることからしても,TOTOとサウンドの同質性が生まれることは頷けるところだ。

それでもこのアルバムを久しぶりに聞いてみて,何とも馴染み深いというか,懐かしさを感じてしまう。あれから30年以上の時が経過していても,やっぱりこういうサウンドにどっぷりはまっていた時期があったがゆえに,そうした感覚が生まれてくるのだろうと思う。私にとってはある時期の記憶を呼び起こす音だったと言ってよい。そうした懐かしさも含めて星★★★★。

Personnel: Richard Marx(vo), Steve Lukather(g), Michael Landau(g), Bruce Gaitsch(g), Jon Walmsley(g), Paul Warren(g), Michael Omartian(key, p), Jeffery Vanston(key), Bill Champlin(org, vo), Bill Payne(org), Bill Cuomo(key), John Pierce(b), Randy Jackson(b), Jim Cliff(b), Mike Baird(ds), Prairie Prince(ds), John Robinson(ds), John Keene(ds), Mike Derosier(ds), Paulinho Da Costa(perc), Marc Russo(sax), Dave Koz(sax), Tom Scott(sax), JLarry Williams(sax), Jerry Hey(tp), Gary Grant(tp), Bobby Kimball(vo), Cynthia Rhodes(vo), Fee Waybill(vo), Tommy Funderburk(vo), Larry Gatlin(vo), Steve Gatlin(vo), Rudy Gatlin(vo), Terry Williams(vo), Ruth Marx(vo), Sherry Cole(vo), Don Shelton(vo), Gene Miller(vo), Kevin Cronin(vo), The Children of the Night(cho)

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