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2021年9月 1日 (水)

Lee MorganのLighthouseボックス:これを聞いて燃えなければモグリだ(笑)。

Lee-morgan-complete-lighthouse"The Complete Live at the Lighthouse" Lee Morgan (Blue Note)

私は長年このアルバムをCD3枚組で聞いてきたのだが,スリリングな演奏の連続に大いに興奮させられてきた。3枚組は曲のダブりもなく,優れた編集盤だったと思うが,更にそれを8枚組に拡大したものが出るとなっては,更なる興奮を求めて買わざるをえない。

この8枚組は1970年7月10日から12日の演奏をフルに収録したもので,彼らのライブがどのように演奏されていたのかを生々しく伝えるものであるが,1セット当たりの演奏は結構短かったということがわかる。まぁ,一晩に4セットもやっているのだから,セット当たりの時間が短くなるのは当然だろうが,それでも3日間,これだけの演奏を残すところにミュージシャンとしての質の高さを感じざるをえない。

Lee Morganがいいのは当たり前なのだが,想定以上にいいのがBennie Maupin。ついついHerbie HancockとのHeadhuntersの演奏を想起してしまうが,ここでのBennie Maupinははるかにハードな感じで,これが実にいい。そして,メンバーのオリジナルも取り入れて,バンドとしてのバランスを保つところにLee Morganがリーダーとしても優れていたということを感じる。この辺りはArt Blakeyの薫陶を受けたことが大きいように思える。

この8枚組は曲のダブりもあるし,普通のリスナーには3枚組のCDで十分って気もするが,8枚聞いても飽きることはなかった。その中で実は一番印象が薄いと言ってもいいのが"The Sidewinder"かもしれない。ヒット曲をやるのはわかるが,このバンドには明らかにフィットしていない。むしろ,"The Sidewinder"に依存する必要がないほど,この時のバンドは充実していたと言える。8枚組のどこから聞いても失望することはないという感じだし,こういうかたちでリリースされた意義は大きいが,編集という観点では3枚組の方が上だとは思う。それでもやっぱりこれを聞くと燃えてしまうのが,ジャズ・ファンの「性」だろうな。星★★★★☆。

Recorded Live at the Lighthouse on July 10, 11 & 12, 1970

Personnel: Lee Morgan(tp, fl-h), Bennie Maupin(ts, fl, b-cl), Harold Mabern(p), Jymie Merritt(b), Micky Roker(ds), Jack DeJohnette(ds)

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