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2021年6月29日 (火)

Irene Kralの遺作アルバム。これも素晴らしいバラッド・アルバム。

_20210627 "Gentle Rain" Irene Kral (Choice)

ジャズ・ヴォーカルを大して聞かない私がIrene Kralのアルバムを取り上げるのも3枚目となる。それは我ながらなかなかないって思うのだが,その全てでピアノを弾いているのがAlan Broadbentということもあるとは言え,何よりもIrene Kralのバラッド表現に私が大きな魅力を感じているからということになると思う。

そんなIrene Kralの遺作となった作品がこのアルバムである。このレコーディングから約1年後に亡くなってしまったのが実に惜しいと思わせる歌をここでも聞かせてくれる。このアルバムは雨降りの午後とか,夜遅くなどのタイミングがフィットする音楽だと私は感じているが,このしっとり感が実に素晴らしい。ジャズ・ヴォーカルを日頃聞かない人間にとっても,ちゃんと響いてくる音楽なのだ。

一時期の引退状態もあり,必ずしもメジャーと言えるほどの人気の歌手だったとは言い切れないが,バラッドにおける表現力という観点では,極めて高いレベルの歌い手であったと思う。改めてこのアルバムを聞いて,Irene Kralという歌手の魅力に改めて気づかされる私である。遅まきながらの彼女への注目度のアップのためにも星★★★★★としよう。とにかく聞けばわかるこの魅力,ってところだ。Alan Broadbentは相変わらずの楚々とした伴奏ぶりで,好感度高いしね。

Recorded in August, 1977

Personnel: Irene Kral(vo), Alan Broadbent(p)

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