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2021年7月 1日 (木)

キュートな上白石萌音が70年代歌謡を歌うということ。

1_20210628222201「あの歌-1-」上白石萌音(Universal)

ドラマでも大ブレイクしている上白石萌音である。本来なら妹の萌歌の方がもっとメジャーになってもよかったところだが,姉の方がポピュラリティとしては想定以上に先んじてしまった感じだろうか。しかし,姉妹二人そろって歌も芝居も両刀使いってところが実に素晴らしい。私はどっちも可愛いと思うが,「見た目」的には姉の萌音ちゃんの方が親しみやすいかなぁってところである(笑)。

それはさておき,その萌音ちゃんが70年代,80-90年代の曲をカヴァーしたアルバムを2枚同時にリリースしていると知って,当然私はまずは70年代の方からストリーミングで聞いたのであった。いやはやチャーミングではないか。CDを買おうとは思わない(でも一瞬発注しそうになった:爆)が,一緒に歌いたくなる曲が揃っている。だって冒頭から「年下の男の子」だもんなぁ。

こんなキュートな歌い方をしながら,「君は薔薇より美しい(私の持ち歌だ:笑)」とか「勝手にしやがれ」を歌っているのにはびっくりするが,それなりにちゃんとこなしているのがいいねぇ。私の感覚で言えば,「歌のうまい子が昔の曲を歌ってみました」って感じではあるのだが,上白石萌音のようにポピュラーな人がこうした曲に改めてスポットライトを当てることにこそ意義があると思う訳だ。今の若人には全く縁がなかったであろう昔の曲の魅力を知らしめるということの重要性は,過小評価してはならないと思う。

歌いっぷりは平板と言えばその通りだ。しかし,私のような70年代を同時代とするような人間には,よくやってくれたとしか言いようがない。選曲からしてこの人は一本芯が通っていると思わせるに十分なアルバム。そうした中でこの人に一番合っていると思わせたのは「夢前案内人」と思った。山口百恵のオリジナルもいいと思ったが,この曲の魅力を改めて感じさせてもらった私であった。これに限らずどの曲もオリジナルの強さが明白なので,相応に楽しめるものではあったが,萌音ちゃんのキュートな歌いっぷりがいいのだ。但し「木綿のハンカチーフ」は絶対太田裕美の方がいいが...。なぜなら私は上白石萌音の歌では泣けなかったからだ(きっぱり)。

続けて80-90年代をカヴァーした「あの歌-2-」も聞いているが,そっちも捨てがたいとしても,やはりおっさんには70年代のこっちの方が好き(ジャケは-2-の方が好きだが...)。続編の方では「AXIA ~かなしいことり~」の収録には驚いた。この曲の12インチを今でも保有している(記事はこちら)私としては本当に嬉しい。改めて斉藤由貴のオリジナルを聞きたいと思わせるところが立派なのだ。

いずれにしても,歌手としても女優としても,上白石萌音はこれからも応援したいと思わせるに十分な2枚であった。娘にしたいわ(爆)。

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