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2021年6月17日 (木)

Styx最後の輝きって感じのライブ盤。

_20210615 ”Caught in the Act: Live” Styx(A&M)

懐かしいアルバムである。今の若い人には,Styxって誰よ?って感じだろう。Styxというバンドの活動が活発だったのは1980年代前半までということになる中で,84年にリリースされたベスト盤的このライブ・アルバムは主題の通り,最後の輝きって感じである。その後,よくあるバンドの内紛で活動は停滞していくのだが,まだ勢いのある時期のライブだけあって,結構楽しめる。このアルバムの前年には"Mr. Robot"で「ドモアリガト,ミスター・ロボット」なんて歌って,日本でも受けていた時期で,その”Mr. Robot"もきっちり入っている。そして,ハイティーンだった時期の記憶が甦るおっさんには実に懐かしく響くのだ。

実を言うと,私が保有しているStyxのアルバムはこれだけで,彼らのアルバムは本作を除いて買ったこともないのだが,当時のチャートは賑わしていたし,それなりの人気バンドであった。今はコロナ禍もあって,カラオケもへったくれもないが,恥ずかしながら,私はカラオケでStyxの曲を結構歌っていたのだ(爆)。特に歌っていたのが"Babe"辺りだが,それぐらい耳馴染みのある曲なのだ。

そんな彼らがもともとはプログレ・バンドだったというのはがほとんど信じがたいようなポップな曲が並んでいる。"Sweet Madame Blue"にはプログレ・バンドとしての残り香があるが,それ以外はかなりのポップさが目立っている。それでもそういう曲で受けていたのだから,それはそれでいいではないかと思うが,このバンドの魅力はDennis DeYoungのハイトーン・ヴォイスだったよなぁなんて思ってしまう。オリジナル・メンバーである彼が内紛で半ば追い出されるようなかたちになったのは残念なことであった。

今でも現役でバンド活動を続けるStyxであるが,このアルバムから40年近く経って,今はどんな演奏をしているのかねぇと思ってしまうが,私としてはこのアルバムを聞いて,"Babe"を歌う練習をしていればいいや(笑)。それでも勢いのある時期のバンドとしての存在感はちゃんと出しているので,結構今でも楽しめる。星★★★★。

Personnel: Dennis DeYoung(vo, key), Tommy Shaw(vo, g, vocoder) DeYoung(vo, key), Tommy Shaw(vo, g, vocoder), James Young(g, synth, vo), Chuck Panozzo(b, vo), John Panozzo(ds, perc)

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