久しぶりにPat Martinoの"Exit"を聞く。
MuseレーベルでのPat Martinoのアルバムは結構手に入りにくい状態が続いているようだが,Museに限らず,そのほかのアルバムも現物を入手しづらいってのはどういうことなんだろう?もはや売れないから,ストリーミングへの移行がされるってことなのかもしれないが,それにしてもである。特にMuseのアルバムはいいアルバムが多いと思えるのに,こうした状態が続いているのは残念なことである。まぁ,幸いにして私はPat Martinoのアルバムはそこそこ揃っているので別に問題はないが,こういうアルバムは簡単に手に入る状態にしておいて欲しいと思うのは,きっと私だけではあるまい。
このアルバムを聞くのも実に久しぶりなのだが,改めて聞いてみて,結構落ち着いた感じがすると思える。もちろん,Pat Martinoらしい速射砲的フレージングもそこかしこに現れるだが,ここはリズム隊のRichard DavisとBilly Hartとのバランスを考えたプレイぶりって気がしないでもない。冒頭のタイトル・トラック,"Exit"はミステリアスなイントロから,いかにもなPat Martino的フレージングが飛び出し,おぉっとなってしまう。しかし,それが全面的に展開される訳ではないのだ。典型的なのがラストに収められた"I Remember Clifford"であるが,元来バラッドで演じられるこの曲ゆえにそりゃそうでしょって気がするにしても,そういう印象が強いし,"Blue Bossa"みたいな曲はPat Martinoならもっと激しくやれたと思うところを,結構抑制気味にプレイしているように響くのだ。"Come Sunday"やら「酒バラ」って選曲のせいもあるかもなぁ。
しかし,ジャズ・ギターのアルバムとして聞けば,これが実によく出来ていると思わせるもので,こっちが思うPat Martinoよりもちょっとおとなしいだけなのだ(笑)。だが,聞けば聞くほど,フレージングは見事なものだし,ケチをつけようがない。星★★★★☆。同じリズムで,2ギターでやった"Footprints"がどうだったか思い出せないので,改めて聞いて比べてみないといかんなぁ。
Recorded on February 10, 1976
Personnel: Pat Martino(g), Gil Goldstein(p), Richard Davis(b), Jabali Billy Hart(ds)































































































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