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2021年5月 2日 (日)

Nik Bärtschの2006年リリースのソロ・アルバムのタイトルはその名も「非思量」。

_20210429 "Hishiryo" Nik Bärtsch(Ronin Rhythm)

今年,ECMからソロ・アルバム"Entendre"をリリースしたNik Bärtschは,およそ15年前にソロ・アルバムをリリースしていたのだが,私はこれまで未聴であった。Nik BärtschはやっぱりRoninやMobileのリズムがある方がいいと思っていたからだが,"Enrendre"を聴いて,ソロもいいねぇと思って,値段も手頃だったこともあり,CDをゲットしたもの。

Nik Bärtschはそもそも日本滞在経験もあり,相当禅の世界にはまっているようなのだが,このアルバムのタイトルも名付けて「非思量」とは言うねぇ。非思量とは禅の概念で「すべての相対的な観念を捨てた無分別の境地」,もう少し噛み砕いて言えば,「あらゆる雑念がなくなって心が澄み切っている状態」,あるいは「頭のなかを空っぽにして、心を無の状態にする」って感じであるが,そういう概念をアルバム・タイトルにしてしまうのが凄いねぇと思ってしまう。

私のような俗物は,Nik Bärtschのミニマルでありながらファンクを感じさせる音楽を聞いていると,非思量どころか興奮してしまうってところである(爆)。本作を聞いていてもNik Bärtschらしさは十分に感じられ,相変わらずどれを聞いても同じに聞こえてしまうところも相変わらずなのだが,"Entendre"と同質,同レベル,あるいはそれを凌駕する音楽を既にレコーディングされた約20年前からやっていたというこの一貫性には驚く。そしてそれは不変性も伴うということだと思うが,完全に独自の世界を築いてしまっていたのだなぁと感じさせるのだ。

私はむしろこっちの方が新作よりいいのではないかとさえ思えるぐらいだが,意外にもこのアルバムに収められた"Module TM"はLennie Tristanoの"Turkish Mambo"に基づくなんて書いてある。Nik BärtschとLennie Tristanoというのは私には全く結びつかないのだが,そういう影響もあるのか~なんて妙な感心の仕方をしてしまった私である。いずれにしても,あっという間に時間が経過してしまういけているソロ・アルバムであるが,こういう音楽に興味のないリスナーにとっては,やっぱり「何のこっちゃ?」というものだろうなぁ(笑)。星★★★★☆。

Recorded on January 3-5, 2002

Personnel: Nik Bärtsch(p)

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