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2021年4月21日 (水)

天才とはこういうものだと思い知らされるDerek Trucksの初リーダー作。

Derek-trucks-band"The Derek Trucks Band" (Landslide)

今や世界一のスライド・ギタリストと言っても過言ではないDerek Trucksは1979年生まれなので,まだ不惑を少し過ぎたところである。コロナ禍により停滞はしつつも,Tedeschi Trucks Bandでの活動も順調であり,今や押しも押されぬ名声を確保していると言ってよいDerek Trucksのこれが初リーダー作である。

このアルバムがレコーディングされたのは1996年の秋口なので,何とDerek Trucksは若干17歳である。17歳にしてこのスライドの切れ味,化け物と言ってもよいものだが,これが本当の天才ってものだろう。誰が聞いてもティーンエイジャーの演奏とは思えまい。しかもJohn ColtraneやMiles Davis,Wayne Shorterのジャズ曲をやっているのもティーンエイジャーっぽくない。これをブラインドで聞いて,このスライド・ギターを弾いているのが日本で言えば高校生の年齢だってわかる人間がいるだろうか?って感じなのだ。既に圧巻の技量と貫禄って感じなのだ。

そもそも冒頭と最後をインドの楽器,サロードを演奏するってのも渋過ぎる。とにかく10代の前半にはプロとして活動していたというのだから,早熟も早熟であるが,やはりそれは凡人からすれば,「天才」と呼ぶしかないのである。このフレージングのセンスはどうやれば身につくのかと思いたくなるような見事さである。

後のアルバムに比べてみても,それほど遜色はないし,ジャズ曲をやっていると言っても,フレージングは完全にロック,あるいはブルーズ基調である。やろうと思えば,今のDerek Trucksならもっと渋く演奏できるかもしれないが,これぐらいが若気の至りみたいな感じで,録音当時を考えれば丁度いいのだ。"Naima"のファンク感のあるアレンジは面白いしねぇ。後のアルバムに比べれば,完成度はまだまだって気もするが,これは強烈な初リーダー作であり,天才の証である。星★★★★。いや,やっぱり凄いわ。

Recorded on September 30, October 1-4, 1996

Personnel: Derek Trucks(g, sarod), Todo Smalie(b), Bill McKay(org, el-p, key, synth, vo), Yonrico Scott(ds, perc), Gary Gazaway(tp, fl-h)

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