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2021年4月23日 (金)

タレント・スカウトとしてのTom Harrellの功績。

_20210418 "Light On" Tom Harrell (High Note)

昨今はTom Harrellがいろいろな編成でのアルバム・リリースを続けているので,活動そのものは活発とは言えないものの,現在も続くTom Harrell Quintetの第1作が本作である。ベースのUgonna Okegwoを除けば,本作がレコーディングされた頃のこのバンド・メンバーの知名度はそれほど高くなかったはずであるが,素晴らしい実力者を揃えていたことは,後々実証されることとなる。そうした意味で,このクインテットが非常に魅力的であり,Tom Harrellにとっても満足のいくバンドであったことが,今も尚,解散したという話はないということにつながっていると思う。逆に言えば,主題にも書いた通り,若きタレントをスカウトする審美眼をTom Harrellが持っていたことの証であるし,彼らへの注目度を高めた功績は大きい。

そのメンバーとはWayne Escoffery,Danny Grissett,Johnathan Blakeであるが,彼らはリーダーとしてもその後素晴らしいアルバムをリリースすることになり,もちろん,元から実力はあっただろうが,Tom Harrell道場で鍛えられた結果ということも可能だろう。彼らの強みはコンベンショナルでも,コンテンポラリーでもどっちでもいけるってところだと思うが,それこそTom Harrellのバンドの路線と合致すると言っても過言ではない。これ以降のアルバムでもそうだが,ダニグリはピアノとRhodesの両刀使いなので特にそういう感覚が強いが,Tom Harrellのバンドは普通の4ビートだけを演奏するって感じではないところのバランス感覚がいいのだが,それを実現できたのはこのメンツだからこそって気がする。

燃え上がるって感じのサウンドとは言えないのだが,このミディアム・テンポ中心で構成されるアルバムは実に心地よく聞けるし,既に演奏のレベルはこのクインテット第1作から高かったってのを改めて感じた私である。このクインテットでリリースしたアルバムは"Number Five"が最後ではないかと思うが,またこのメンツでやってくれることを期待しつつ,星★★★★。しかし,なんで私は"Number Five"の前の"The Time of the Sun"を買っていなかったのか?ストリーミングで聞いたら,なかなかナイスなアルバムであったことを付け加えておく。

Recorded on December 5 & 7, 2006

Personnel: Tom Harrell(tp, fl-h), Wayne Escoffery(ts), Danny Grisett(p, rhodes), Ugonna Okegwo(b), Johnathan Blake(ds)

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コメント

Toshiyaさん、こんにちは。

High Note のトム・ハレルは聴き応えありますね。
オリジナルも優れていて充実作がいっぱい!!
一時期「Roman Nights」に聴き惚れてました。
これは素晴らし過ぎますね。
ではでは

nanmo2さん,こんにちは。
>
>High Note のトム・ハレルは聴き応えありますね。

総じて演奏のレベルは高いと思いますので,おっしゃる通り聴きごたえは十分ですね。

>オリジナルも優れていて充実作がいっぱい!!
>一時期「Roman Nights」に聴き惚れてました。

はい。作品としては充実していますが,ただ,私が以前ほどTom Harrellのオリジナルに魅力を感じなくなってしまっている部分がありまして,演奏は楽しめるんですが,"Roman Nights"に関してはこれで曲がもっとよければなぁなんて記事をアップしています。今聞いたら,また違う感慨があるかもしれませんね。

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