Gal Costaの新作が心地よいことこの上ない。
"Nenhuma Dor" Gal Costa(Biscoito Fino)
Gal Costa,もう75歳だそうである。デビューから55年以上経過しているのだから,年齢を重ねるのは当然である。私は彼女のアルバムを全部追い掛けている訳ではないのだが,近年出たアルバムはピンと来ないなぁって感じだったのも事実だ。しかし,このアルバムはストリーミングで聞いた瞬間,ストリングスを交えたそのサウンドのその心地よさに完全にまいってしまったアルバム。これは買わざるをえないと即決した次第である。
過去の名曲を改めて取り上げるというのは人生の後期においてありがちな企画ではあるが,それをここでは息子と言ってよいようなミュージシャンたちとの共演で作り上げるというのが素晴らしい。私は自分自身の若さを保つためにはある意味チャラチャラした部分を残存させたいと思っているクチ(爆)だが,Gal Costaの場合は,「若いツバメ」の力も借りたってところだろうか。それが大成功だったと思えるアルバムである。
私はブラジル音楽への造詣が深い訳ではないが,ブラジル音楽に求めたくなるような要素,あるいは私が気持ちよいと感じるブラジル音楽の要素がこのアルバムには詰まっていると感じられるのである。ここに感じられる感覚こそが「サウダージ」だろうとさえ言いたくなってしまうのだ。こういう音楽をやられてしまっては文句のつけようもないし,当分このアルバムのプレイバック頻度は上がることは確実といいたくなる一品。たまりませんな。35分足らずのアルバムだが,これぐらいが丁度いいとも言えるし,何度でもリピートできるのが嬉しい。星★★★★★。北島康介ではないが,「気持ちいい,チョー気持ちいい」アルバム。
Personnel: Gal Costa(vo), Rodrigo Amarante(vo, g, b, mandolin, perc), Criolo(vo), Ze Ibarra(vo, p), Antonio Zumbujo(vo), Seu Jorge(vo, g), Tim Bernardez(vo, g), Rubel(vo, g), Jorge Drexler(vo, g), Zeca Veloso(vo, g), Felipe Pacheco Vnetura(g, b, vln, vla, sample), Marcus Ribeiro(cello), Pedro Coelbo(b), Gabriel Vaz(ds, perc),
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