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2021年3月 9日 (火)

R+R=Now: ジャズ・クラブでこんな音楽をやられたら痺れちゃうよなあ。

_20210307 "Live" R+R=Now(Blue Note)

Robert Glasperのやる音楽には,"Black Radio"を筆頭に素晴らしい作品が多い。Robert Glasperの生み出すグルーブが何とも心地よく,私のような年代のリスナーにさえ,実に訴求力が高いのだ。しかし,私もRobert Glasperの追っかけをやるところまではいっていないので,この変わった名前のグループの初作は買ってもいないし,聞いてもいなかったのだが,これにはなぜか反応してしまった。

その理由としては,このライブが録音された時期に,私は違うバンドでRobert Glasperの生に接していたことが大きい。その時はDerrick HodgeとChris Daveとのトリオだったのだが,そのグルーブに痺れていたからである。1か月近く,Robert GlasperはBlue Note NYに連続出演していたはずだが,このライブ盤もその時のものであるとすれば,Robert Glasperも相当気合いを入れて臨んでいたはずだからである。そして,ここに収められたコンテンポラリーで,時としてメロウなグルーブに触れてしまえば,これは痺れる。

このバンドにおいては,Robert Glasperに加えて,Taylor McFerrinとTerrace Martinがシンセを弾いており,それによりサウンドはかなり濃密なものになっていると思うが,それは音の分厚さというより,グルーブやアトモスフィアを生み出すためのもののように感じられる。鍵盤奏者としてはあくまでもRobert Glaspmerが主役であり,結構弾きまくっている。そしてこの音楽のムードを高めるのが,Christian Scottのラッパである。エフェクターを通した音が,実にここでの演奏にマッチしていて,このグループのサウンドにおいてChristian Scottが重要な位置づけにあることを強く感じる。私にとっては,これはEast Villageのちょっと尖った音って感じがするが,これは私の嗜好にずっぽしはまってしまった。

いずれにしても,こんな音楽がBlue Noteという狭い空間で演奏されていたと想像するだけで,私はオーディエンスに嫉妬してしまう。私にとっては"Black Radio"を凌駕するところまではいかないとしても,やはりRobert Glasperは優秀,そしてバンドのメンバーも優秀である。以前,Robert Glasperが使っていたMark Collenbergというレベルの低いドラマーと違って,ここでドラムスを叩くJustin Tysonは実にナイスなミュージシャンなのもよかった。星★★★★☆。ラストに収められた長尺の"Resting Warrior"で昇天確実。

それにしても,Reflect+Respond=Nowというバンド名はよくわからん(苦笑)。そして,このバンドをジャズにカテゴライズすることは不可能って感じであるが,これって好きだなぁ。

Recorded Live at Blue Note NY

Personnel: Robert Glasper(key), Christian Scott aTunde Adjuah(tp), Terrace Martin(synth, sax, vo, vocoder), Tayler McFerrin(synth), Derrick Hodge(b), Justin Tyson(ds), Omari Hardwick(spoken word)

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