こんなのもありましたってことで,今日はCyrus Faryar。
"Cyrus" Cyrus Faryar(Elektra→Collectors' Choice)
昨今のブラックホーク99選熱の高まりとともに,手持ちのSSW系のアルバムを「棚卸し」していて久しぶりに取り出したアルバムである。Cyrus FaryarはModern Folk Quartetを経て,ソロ・アルバムをリリースしている人である。もともとイラン系の人らしいが,ハワイでの生活が長いようなので,ここでもゆったりした音楽が展開されている。だが,先日取り上げたNorman Greenbaumのアルバムとは異質の「ゆったり感」と言ってよい。面白いのは参加ミュージシャンである。
冒頭の"Softly through the Darkness"のバックを務めるのはなんとOregonの面々である。もちろん,Ralph Townerも入っている。どういう縁での共演となったかはわからないが,Oregonっぽさってのはそんなに強く出ている訳ではない。そして,何曲かにコーラスが入るが,そこには結構大人数ががクレジットされていて,David Crosby,ママキャス,Bruce Johnston等の名前も見られる。全員が一度に参加したとは思えないが,あまりこの手のアルバムで聞けないタイプのコーラスと言ってもよいかもしれない。また,このアルバムはLA録音なので,Craig DoergeやRuss Kunkel等,いかにものミュージシャンも参加している。
正直言ってしまうと,私にはこの人の比較的低音での歌い声はあまり魅力的に響いていないのだが,こういう声にフィットする音楽になっているということは言えると思う。波の音とかも入っていて,この感覚,やっぱりハワイっぽい。こういうのは自分の部屋で聞いているより,屋外で星でも見ながら聞くといいんじゃない?って感じがするアルバム。星★★★☆。
Recorded between Augsut 1970 and August 1971
Personnel: Cyrus Faryar(vo, g, b, bouzouki, saw, grass-hca), Ralph Towner(g, mellophone), Rodny Dillard(dobro), Dick Rosmini(g), Craig Doerge(p), Paul Harris(p), Glen Moore(b), Brian Garofalo(b, g, vo), John Horton(b), Russ Kunkel(ds), Mike Botts(ds), Colin Walcott(perc), Paul McCandless(eng-h, b-cl) with chorus
« Dieter Ilgが全編,アコースティック・ベースで通すフュージョン作 | トップページ | Gil Evansと菊地雅章の共演盤を久しぶりに聞く。 »
「SSW/フォーク」カテゴリの記事
- 長年音楽を聞いてはいても,聞いたことのないアルバムなんていくらでもあるってことで,今日はPaul Simon。(2026.03.04)
- "Sittin’ in":相当前に買ったまま放置されていたアルバム。(2026.03.02)
- John Manningの"White Bear":そもそもこういうジャケに惹かれてしまう。(2026.01.27)
- 2025年の回顧:音楽編(その1:ジャズ以外)(2025.12.28)
- ようやく現物が届いたMike ReidとJoe Henryのアルバム。どえりゃ~渋い!(2025.12.11)
« Dieter Ilgが全編,アコースティック・ベースで通すフュージョン作 | トップページ | Gil Evansと菊地雅章の共演盤を久しぶりに聞く。 »


































































コメント