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2021年2月24日 (水)

クロゼットの奥からギターによるColtraneトリビュートを取り出したものの....。

_20210221-2

”A Guitar Supreme: Giant Steps in Fusion Guitar” Various Artists(Tone Center)

こんなのも持っていたなぁってことで,久しぶりに聞いたアルバムである。日頃はクロゼットの奥に潜む3軍アルバムである。なんでそうなるのかを改めて聞いてみて考えようということでの登場である(笑)。

正直言って駄盤である。John Coltraneに対してフュージョン的にトリビュートするというのはわからない訳ではないが,表面的なトリビュートがいかに浅はかなものであるかがすぐに露呈する。全然面白くないのである。結局のところ,John Coltraneのレパートリーをフュージョン・ギタリストが束になってカヴァーしましたってのがこのアルバムだが,君たち,本当にJohn Coltrnaeを尊敬しているのかい?って言いたくなるような演奏ばかりで,がっくりくる。

そもそもTone Centerレーベルから出たトリビュートものを仕切っているのがJeff Richmanなのだが,リーダー・アルバムもろくなものではないこの人がプロヂュースしたって,面白いものができる訳ないと思ったのは,後になってからのことだ。私としてはちょっと面白そうだなぁと思って買ったのに全然面白くなかったというのがこのアルバムである。まぁ,当時はストリーミングで聞いてから買うということはできなかったので,取り敢えず気になるアルバムは買うというスタンスだったのも今は昔。現在であったら,ストリーミングで試聴していれば絶対買っていないアルバムとしか言いようがない。

いくらMike Sternが2曲弾いているからと言って,こんなものを聞くぐらいならマイキーのアルバムをちゃんと聞くわ!と毒づきたくなるまじでしょうもないアルバム。リズム・セクションは軽いし,そもそもJohn Coltraneに対するリスペクトが希薄なのが許せない。買った私が馬鹿だったっと言いたくなるアルバム。こんなものは無星で十分だが,国内盤までリリースされていたってことに,日本のレコード会社の審美眼を疑いたくなる最低の作品。実にくだらないこのような作品に,このようなタイトルをつけること自体が恥知らず。

Personnel: Eric Johnson(g), Jeff Richman(g), Steve Lukather(g), Greg Howe(g), Mike Stern(g), Frank Gambale(g), Robben Ford(g), Larry Coryell(g), Larry Goldings(org), Alphonso Johnson(b), Tom Brechlein(ds)

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