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2021年2月17日 (水)

私の第一次Chick Coreaマイ・ブームは82~83年ぐらい。

Trio-music_20210215183301 "Trio Music" Chick Corea / Miroslav Vitous / Roy Haynes(ECM)

Chick Coreaの急逝を受けて,私の人生における接点を振り返る4回目。高校時代からChick Coreaの音楽は聞いていたが,本格的に彼の音楽にはまっていったのは私が大学に入ってからのことであり,その第一次のピークは主題の通り,1982年から83年の頃だと思う。その頃,リリースされたアルバムは大体リアルタイムで購入し,先日も書いたように83年には2回ライブを見に行っている。その契機となったのは若干遡って,80年にリリースされたGary Burtonとのデュオ・ライブであったと思っている。だからブログ開設後10日目にそれを取り上げていることは,私にとっての重要度を示している(記事はこちら)。

当時の新譜を購入しながら,Chick Coreaの旧作アルバムもせっせと入手していた私だが,その頃,最もプレイバックしていたのは”Friends"であったと思う。私が"Friends"を好きだってことは,ブログを始めた2007年の段階で書いているし,その気持ちは今でも変わらない(記事はこちら)。その頃と言えば,"Three Quartets"がリリースされた頃でもあるのだが,"Three Quartets"も買うことは買っていたが,あまりプレイバックしていなかった。当時の私はあまりMichael Breckerが好きではなかったので,敢えて軽視していたという天邪鬼であったし,"Three Quartets"よりも"Friends"を聞いていればいいと思っていたのだ。今でも”Friends”は好きだが,そのようには思っていないので念のため。

当時,新譜としてリリースされたのは"Three Quartets"のほか,今日紹介のトリオ作,"Touchstone",そして"Lyric Suite"あたりになるが,そのほかにもアルバムは出ていたから,多作ぶりはその当時から明らかであった。この"Trio Music"は"Now He Sings, Now He Sobs"トリオの復活作だった訳だが,この頃には"Now He Sings, Now He Sobs"もLPで入手していたはずだ。そして,この"Trio Music"は2枚組で,1枚目がフリー・インプロヴィゼーション,2枚目がThelonious Monk集という変わった構成であったのも懐かしい。正直言ってしまうと,当時はMorislav Vitousのベース音もあまり好かんとか言っていて,文句の多いリスナーだった私だが,Monk集ではそういうVitousの音が多少抑制されるようにも感じていたのかもしれない。今やそれもVitousの音も全く問題なくなったが,好き嫌いをはっきりさせ過ぎるというのは若気の至りであった。そもそもフリー・インプロヴィゼーションに対する耐性も高くなかったので,私もまだまだ修行が足りなかったのである(笑)。

今回,このアルバムを久しぶりに聞いて,こんなアルバムだったかなぁなんて思いを新たにしたが,実を言ってしまうと,今の私にとってはMonk集よりもインプロヴィゼーションで演じされたLPなら1枚目の方が面白かったのだから,人間どう変わるかわからない。1枚目と2枚目のギャップのようなものをもっと楽しむべきだったかなぁなんて感じであった。星★★★★☆。

いずれにしても,この頃出たアルバムにおいても,Chick Coreaの音楽の多様性は感じられるものであり,ある意味何でもありみたいなところに私は惹かれていたのかもしれないと思ってしまった。その後もChick Coreaの音楽との接点は,つかず離れずのような状態で保たれていくが,その後についてはまた改めて書くことにしよう。

Recorded in November, 1981

Personnel: Chick Corea(p), Miroslav Vitous(b), Roy Haynes(ds)

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