Serge Chaloffでくつろぐ。
"Blue Serge" Serge Chaloff(Capitol)
私は結構バリトン・サックスだの,バスクラだのという低音楽器が好きである。だったら,このアルバムだってもう少し頻度を上げて聞いてもいいんじゃないの?って感じなのだが,保管場所が悪かったので若干取り出しにくかったってのが実態である。しかし,久しぶりに聞いて,場所をちゃんとしようと改めて感じさせるぐらいこのアルバムはよい。バリトンの音は太いが,実に軽快なのだ。こういうのを聞いていると,ジャズを聞く楽しみが増すってところだ。
そもそもこのアルバム,Serge Chaloffはもちろんだが,そのバックを支える面々のよさがアルバムの人気を支えているところはあるだろう。そのこと自体は否定はしないとしても,ここはリーダーであるSerge Chaloffの音色やフレージング,そして選曲があって,アルバムが魅力的になっていると強く言っておきたい。バリトンとは言いながら,むしろテナーに近いと言ってもよいような,比較的ソフトな音色は,Pepper Adamsあたりとは全然違うが,これはこれで実に魅力的である。
聞いていて改めて感じたのが,楽器は違えども,Stan GetzあるいはZoot Simsに感じる魅力を私はSerge Chaloffのバリトンにも感じているのかもしれない。まぁ,Woody Hermanのバンドで同僚だった彼らだから,多少の同質性はあるかもしれないと思いつつ,本当にこれはもっとプレイバックしたいと改めて思った次第。これまでつれない扱いをしていたことへの反省も込めて星★★★★★。
Recorded on March 4, 1956
Personnel: Serge Chaloff(bs), Sonny Clark(p), Leroy Vinnegar(b), Philly Joe Jones(ds)
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