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2021年1月 4日 (月)

刺激を求めて(?)Steve Marcusを聞く。

Steve-marcus ”CountsRock Band" Steve Marcus(Vortex)

「伯爵とロック」である(笑)。多少新年を賑々しくするために取り出したのがhこのアルバム。閉店してしまった高田馬場の「マイルストーン」で入手したLPなのだが,買ったまま放置状態を続けていたものを,年末年始の休みで,多少部屋も片付き,LPを聞く余裕もできたところで取り出したもの。本作も2012年に廉価盤CDとしてリリースされているが,私が保有しているのはオリジナル盤に日本語解説を付けたもの。その当時からこの邦題だったらしいが,実に笑える。油井正一による解説も時代を感じさせてくれて,こちらもかなり笑える。

それはさておきであるが,本作は典型的なジャズ・ロックって感じである。A面冒頭に収められた”Theresa’s Blues"は12分を越える長尺であるが,なかなかリーダーのサックスが出てこない。中盤になってようやく登場となる訳だが,そこに至る演奏における聞きものはLarry Coryellのロック・タッチのギター・ソロってことになろう。まさにブイブイ言わせているって感じなのだ。

それはB面冒頭の同じく12分を越える"Ooh Baby"でも同じであり,誰が主役なのかよくわからんとさえ感じてしまう。このアルバムにおいてはこの2曲が強烈なので,本作の意義はこの2曲にあると言っても過言ではないが,この2曲はベーシストのChris Hillsが書いているのが面白い。Larry CoryellとBob MosesはChris HillsとFree Spiritsというバンドを組んでいたらしいので,彼らを活かす術を知っていたということかもしれないが,”Ooh Baby"はさすがにSteve Marcusの出番を多くしているのは微笑ましい気がする。

そのほかの曲はS&Gの"Scarborough Fair"やStones"Back Street Girl"なんかもやっているのに加え,超短いドラム・ソロ(35秒)やアコーディオン・ソロ(19秒),そしてピアノ・ソロ(51秒)も収録されているが,これらは正直言ってしまえば刺身のツマみたいなものである。まぁ,"Back Street Girl"はMike Nockのフリー・タッチに傾斜していくピアノ・ソロが聞きどころとしては認められるものの,「正しい」ジャズ・ロックはAB面の1曲目を聞いていればよいという何ともユニークなレコード。

こういうプロデュースの仕方には若干の疑問も感じてしまうが,何とプロデューサーはHerbie Mannである。これって意図的なところもあるだろうが,やっぱり両面1曲目を聞いていればOKだな。ってことで,星★★★☆。

Personnel: Steve Marcus(ts), Larry Coryell(g), Chris Hills(b, g), Mike Nock(p, key), Dominic Cortese(accor), Bob Moses(ds), Chriis Swansen(arr, perc)

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