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2021年1月17日 (日)

超くつろげるPaul Desmondのブラジル音楽集。

_20210104 "From the Hot Afternoon" Paul Desmond (A&M/CTI)

Paul Desmondには"Bossa Antigua"という素敵なボサノヴァ・アルバムがあるが,あちらはPaul Desmondのオリジナル等をボサノヴァ・タッチで演じたものであるのに対し,本作はブラジル音楽に真正面から取り組んだ何ともくつろげるアルバム。アルバム全体がMilton NascimentoとEdu Loboのオリジナルで占められているというのが,"Bossa Antigua"との決定的な違い。

ただでさえソフトなPaul DesmondのアルトがDon Sebeskyアレンジによるオーケストラに乗って,ブラジル音楽を奏でるのだから,心地よさは既に保証されたようなものであるが,まぁイージー・リスニングと言ってしまえばその通りである。しかし,イージー・リスニングで何が悪い!と強弁したくなるようなアルバムである。

本作にはEdu Loboの曲が4曲収められているが,そのうち3曲ではEdu Lobo自身がギターを弾き,2曲で歌っているのに加え,当時の奥方Wanda Sáも3曲で歌声を聞かせる。当時彼らは新婚だったはずなので,新婚旅行ついでに演奏にも参加したって感じかもしれない。そもそも,CDにボートラで加わっている曲にはEdu Loboのものがないので,そういうところにもちゃちゃっと来て,ちゃちゃっと演奏して帰った感がある(笑)。何回もテイクなんか重ねないもんねって感じか。

まぁ,このアルバムに対する評価は,バックのオーケストラに対する好き嫌いに依存してしまうような気がするが,ゴリゴリのジャズじゃなくてもいいと思ってしまえば,これほど心地よい音楽はないのだ。かつ,ボーナス・トラックとして収められた別テイク群には,オーケストラのオーバーダビングが施されていないので,こっちの方がいいじゃんと思うリスナーがいても全く不思議ではない。

かく言う私も,ちょいとオーケストラのやり過ぎ感は感じているので,このすっぴんの魅力とでも言うべき別テイクは大歓迎であった。星★★★★。

Recorded on June 24, 25, and August 13, 14, 1969

Personnel: Paul Desmond(as), Dorio Ferreira(g), Ron Carter(b), Airto Moreira(ds, perc), Edu Lobo(g, vo), Wanda de Sah<aka Wanda Sá>(vo), Don Sebesky(arr) with Orchestra(多数につき,メンツは省略)

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コメント

CCRは知らないけど、CCBなら知ってるという程度の放射線技師長とダベってて、Take Fiveのメロディを僕がくちずさんだら、それ知ってると。
アジアの果ての、特に音楽ファンというわけでもないおじさんが知ってるメロディ作ったPaul Desmondってすごいなあ。
GreensleevesやWhite Christmasみたいに誰が作ったかは知らないけれどみんな知ってるという風にのこっていくんだろうなあ。
Take Five以外はすべて歴史の闇に埋もれていくんだろうけど。
時々、思い出してくれる人がいるということで。(笑)

MRCPさん,こんにちは。

>CCRは知らないけど、CCBなら知ってるという程度の放射線技師長

CCRとCCBってのが笑えますねぇ。

>アジアの果ての、特に音楽ファンというわけでもないおじさんが知ってるメロディ作ったPaul Desmondってすごいなあ。

コマーシャルとかでも使われてましたから,認知度は高いでしょうが,素晴らしいことです。親しみやすいメロディ・ラインですしね。

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