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2021年1月 7日 (木)

長年埋もれていたSonny Rollinsの発掘盤。

In-stockholm ”St. Thomas: In Stockholm 1959“ Sonny Rollins(Dragon)

実に懐かしいアルバムである。このアルバムが発掘されて,リリースされたのは私がまだ大学在学中であったはずだが,Rollinsの発掘盤ということで,大いに話題になったことも記憶に残っている。そして,その後,私のレコード棚から売り払われることなく生き残った(笑)LPである。

私は長年,このレコードを実家に放置していたのだが,ほかの同様のアルバムがジャケの一部にカビがはえてしまうような状態であるのに比べると,奇跡的に綺麗な状態で保存されていたのは嬉しかった。そんなこともあり,このLPを聞くのも実に久しぶりのことであるが,50年代のSonny Rollinsの演奏ということで,クォリティには不安はなかったが,朗々と歌い上げるSonny Rollinsが聞けて,私の記憶よりもいい演奏であった。

しかもベース~ドラムスを従えたトリオ編成ということで,Village Vanguardの演奏を髣髴とさせるが,あれよりはリラックスした感覚が強い。しかし,自由度高く演奏するSonny Rollinsの凄みは十分に感じられるものである。更にこの演奏は,Sonny Rollinsが雲隠れする直前のドキュメントという意味でも実に意義深い。

演奏はA面冒頭の"St. Thomas"のみライブ音源で,その他はストックホルムのラジオでの放送音源。”St. Thomas"におけるPete La Rocaの荒々しい煽りっぷりには思わず笑ってしまう。全編を通して,ベースのHenry Grimes,そしてLa Rocaにも相応のソロ・スペースを与えているが,あくまでも主役がRollinsであることは言うまでもない。それでもこのトリオがかなりバランスが取れた編成だったことがよくわかる演奏である。

それにしてもこんな音源がよく残っていたものだと思うが,時代が時代なら,間違いなくブートレッガーの餌食になっていたはずだ。しかし,この演奏がブートで出たって情報は聞いたことがないので,放送局の倉庫の奥深くで眠っていたということになるのだろうが,それにしてもよく残っていたいものだと感謝したくなるような音源である。

因みに,この時のライブ音源は,ジャケの解説によれば,45回転のレコードとして10枚だけプレスされたものということが書いてあるが,10枚ってのは凄過ぎだろうと言いたくなる。現物が残っていたら,いくらで取引されるんだろうか?

まぁ,B面1曲目の"How High the Moon"のフェードアウトはもったいないが,それ以外については文句はない。特に"Oleo"は強烈。実に素晴らしい発掘音源であった。星★★★★☆。

Recorded at the Swedish Radio, Stockholm on March 4, 1959 and Live at Nalen, Stockholm around the same date

Personnel: Sonny Rollins(ts), Henry Grimes(b), Pete La Roca(ds)

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コメント

こんなの持ってたんですね。(笑)
実は僕も。

MRCPさん,おはようございます。

>こんなの持ってたんですね。(笑)

まぁ,いろいろ持ってますってことで。私とRollinsって意外ですかね。

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