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2020年12月23日 (水)

Marc Coplandの新作:これが今年最後の新譜だろう。

_20201222 ”John” Marc Copland(Illusions Mirage)

年の瀬も迫る中,今年最後の新譜になるであろうアルバムがデリバリーされた。本作はMarc Coplandが2017年に亡くなったバンド・メイト,John Abercrombieの曲をソロで演奏した作品である。私は本作のリリースを全く認識しておらず,ブログのお知り合い,910さんの情報で慌てて入手したもの。

John Abercrombieの最後の来日となった2014年のCotton Clubにおけるライブにも同行していたMarc Coplandであったし,二人にはCopland名義の"Speak to Me"というデュオ・アルバムもある。持ちつ持たれつの関係みたいなところもあったと想像できるので,こうした追悼作のようなアルバムが出ることも頷ける話である。Marc Coplandには同じような趣向でGary Peacockの曲を演じた"Gary"というアルバムもあったが,Marc Coplandにとっては辛いところもあると想像しつつ,やはりトリビュートせざるをえないってところなのだろう。

そして,Marc Coplandのピアノで演じられるジョンアバの曲であるが,ピアノの響きの美しさは,いつもながらって感じである。Marc Coplandのピアノに実にフィットしていて,ジョンアバの作曲家としての手腕についても改めて感じさせられるものがあった。冒頭には"Timeless"が収められているが,ピアノだとこういう感じなのねぇと,ついつい反応してしまった私である。"Timeless"はRalph Townerも"Solo Concert"で演じているが,全然感覚が違って面白いのだ。

戦局はCoplandとジョンアバの共演作からだけではなく,幅広く選ばれているが,面白いと思ったのは,ジョンアバとRalph Townerのデュオ作2枚から1曲ずつ取られていることだろうか。いずれにしても,ジョンアバのアルバムを改めて聞いてみようという気にさせる効果満点の実に美しい捧げもの。星★★★★☆。

録音が最近ではECMにも使われているStudio La Buisonnne,そしてエンジニアリングもECMにも対応するGerald de Haroということもあって,ECMから出ても不思議ではないって感じのアルバムであるが,やはりソロでのMarc Coplandのピアノの味わい深さは私の趣味に合致してしまうというところである。

Recorded on November 11 & 12, 2019

Personnel: Marc Copland(p)

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コメント

早速購入されて聴かれましたね。

それにしても元曲がどのアルバムにあったなど、けっこう詳しく覚えてらっしゃるのでびっくりしました。私は割と気にしないで(というよりあまり概念がないような)聴いてしまっているので。

好みはあるでしょうが、ハマるとけっこうハマるのがコープランドのピアノだと思います。このアルバムも聴けて良かったでした。年末らしい雰囲気にもなりますね。

当方のブログアドレスは下記の通りです。

https://jazz.txt-nifty.com/kudojazz/2020/12/post-64f023.html

910さん,こんばんは。リンクありがとうございます。
>
>それにしても元曲がどのアルバムにあったなど、けっこう詳しく覚えてらっしゃるのでびっくりしました。私は割と気にしないで(というよりあまり概念がないような)聴いてしまっているので。

そういう訳ではなくて,これって何に入っていたるのかなぁって調べたらそうだったってことです。そこまでコアなリスナーではないってことで(苦笑)。

それにしても,おっしゃる通り,Marc Coplandの中毒性はたまりません。全部がいいとは思っていませんし,私はソロ,デュオ,トリオ専門かつ管抜きという偏った聞き方ですが,この人の音楽はやっぱり好きですねぇ。改めてましてご紹介に感謝します。

閣下、トラバをありがとうござました。
遅くなりましたが、今年もよろしくお願いいたします。m(_ _)m

年末の押し詰まってからのリリース?
おかげで、2020年のベストに選考することができませんでした。。
でも、2020年盤ですから、今年のベストにも入れられない感じです。
ぼんやりしていたとはいえ、、もったいなかったなぁ。。と。
こちらからも、URLを貼り付けさせて頂きます。

https://mysecretroom.cocolog-nifty.com/blog/2021/01/post-20241d.html

Suzuckさん,こんばんは。リンクありがとうございます。こちらこそ本年もよろしくお願いします。

>年末の押し詰まってからのリリース?

Marc Coplandのアルバムってここ数年,年末のリリースが多いように感じます。しかも日本での入手が必ずしも容易ではないってのが困りますよねぇ。確かに本作は昨年のリリースなんですが,Suzuckさんがベストに挙げられていたRoberto CipelliとPaolo Fresu盤なんて,ストリーミングは聞けても,媒体の入手は結構大変ですから,私は今年のアルバムにしちゃいますぜ(笑)。

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