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2020年11月25日 (水)

増尾好秋の"Sailing Wonder":これまた懐かしいねぇ。

_20201123-2 "Sailing Wonder" 増尾好秋(Electric Bird)

キング・レコードがフュージョンのアルバムを制作すべく立ち上げたのがElectric Birdレーベルだったが,ライナーにも書かれている通り,これがその第1作。レーベルの立ち上げを祝うべく,結構豪華なミュージシャンが参加したアルバムである。時は1978年。私は高校生か~(笑)。

私はこのアルバムを購入したのは後付けのことであるが,最後に収められているSonny Rollinsに捧げて書かれた"Viento Fresco"は,増尾好秋が渡辺貞夫のFM番組「マイ・ディア・ライフ」でセッションしていて,エア・チェック(死語!)したあテープをプレイバックしながら,それをギターでコピーしていたような記憶がある。と言っても,その頃私が持っていたのはヤマハのアコギ一本で,アコギでそれをコピーするのは手こずったはずだなぁ。

それはさておきである。これは典型的なフュージョン・アルバムであるが,曲ごとにミュージシャンの入れ替えはあるものの,そのゲスト陣はかなり豪華。Dave GrusinやStuffの面々はわかるとして,ここになぜかMike Nockの名前を見つけるのは意外な気がする。しかも弾いているのはシンセサイザーってのが,Mike NockというとECMの"Ondas"を思い出してしまう私には意外感が強いのだ。

そしてタイトルやカヴァー写真からも想像されように,テーマは「海」のコンセプト・アルバムと言ってもよいかもしれないが,あまり難しいことは考えなくても,結構楽しめる。曲調もさまざまな増尾オリジナルであるが,1曲,ベースのT.M. Stevensと共作となっている"Kirk Out"がファンク風味が強い。これは私の想像ではベースのリフがT.M. Stevensによるものではないかと思えるが,そうしたファンク度合いが生まれたのはT.M. Stevensゆえってところだろう。

まぁ,リリースから40年以上経っているので,時の流れは感じさせる音ではあるが,私としては同時代の音として楽しんでいる。星★★★★。私はアルバムとしては次作の"Sunshine Avenue"の方がまとまっていると思うが,そっちもそのうちアップすることにしよう。

Personnel: 増尾好秋(g, synth, perc),Eric Gale(g), Dave Grusin(synth), Richard Tee(p, org, key), Mike Nock(synth), Gordon Edwards(b), T.M. Stevens(b), Steve Gadd(ds), Howard King(ds), Al Mack(ds), Bachiri(perc), Warren Smith(perc), Shirley Masuo(vo), Judy Anton(vo)

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