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2020年11月10日 (火)

現物はこれからだが,Fred Herschの新作を聞いた。

Songs-from-home "Songs from Home" Fred Hersch(Palmetto)

近年,活動を活発にしているFred Herschであるが,このコロナ禍の中でも,ストリーミングでライブ演奏を聞かせたりして,厳しい状況の中でも音楽活動を継続している。本作はそんなFred Herschがタイトル通り「自宅(別宅らしいが...)で録音」したアルバムのようである。現物はまだ来ていないので,公開されているストリーミング音源で早速このアルバムを聞いてみた。

私はFred Herschのソロ・ピアノを聞いていると,素晴らしい美学を感じる訳だが,今回もFred Herschの魅力は十分に捉えられていると思う。冒頭の"Wouldn't It Be Loverly?"は"My Fair Lady"からの曲だが,元歌は軽くバウンスするような感覚の曲であるが,ここから静謐なタッチで,Fred Herschらしい美しさが感じられて,これで掴みはOKである。これに続いて,Jimmy Webbが書いて,Glen Campbellが歌った"Wichita Lineman"ってのがジャズ界では珍しい選曲だと思うが,これがまた泣かせる。もともと,素晴らしい曲であるが,このメロディ・ラインを実に楚々とした感覚で演奏していて,見事なインタープリテーションだと言ってよい。

正直言ってしまうと,ラストに収められた”When I'm Sixty Four"はほかの曲と並べると異色感が高まってしまうようなところもあり,Joni Mitchellの”All I Want"や,Duke Ellingtonの"Solitude"等に比べると印象が薄い(あるいは,最後がこの曲で適切だったのかって)気もするのだが,Fred Herschの心象風景としての選曲だったということと解釈しよう。

総体的には,いつも通りのFred Herschという感じで,改めてこの人のピアノには魅力的であり,ヒーリング効果があるなぁなんて思ってしまったが,やはりいいものはいいのだということで星★★★★☆。

Recorded in August, 2020

Personnel: Fred Hersch(p)

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コメント

URLトラバをありがとうございました。m(_ _)m

全体に、静謐で、どこか温かな眼差しを感じる癒しのアルバムでした。
オープナーの「Wouldn't it be Lovely」から、一気に惹きつけますね!

URLを貼り付けさせて頂きます♪
https://mysecretroom.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-5ac352.html

Suzuckさん,こんにちは。リンクありがとうございます。
>
>全体に、静謐で、どこか温かな眼差しを感じる癒しのアルバムでした。
>
実にFred Herschの人柄が滲み出す音楽だと思います。苦しい状況下でも音楽に取り組むFred Herschの姿勢は素晴らしいと思います。こういう人のファンでよかったと思います。

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