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2020年11月 8日 (日)

Dexter Gordonのワンホーンを楽しむ。

_20201103"Manhattan Symphonie" Dexter Gordon (Columbia)

昔のこのブログの記事を振り返ってみると,私がこのアルバムも入ったDexter Gordonのボックス・セットを購入したのは8年以上前のことになる。それから時間は大いに経過しているにもかかわらず,私はこのアルバムを全然プレイバックしていなかったことに気づいてしまった。

実を言えば,「一軍」(笑)のCDを収納している棚がきつきつになってしまったので,一部のCDを「一軍半」に格下げするべく,棚を整理していたのだが,そのついでにこのボックスを取り出してみた。よくよく見てみると,このアルバムがワンホーンだったってことさえ認識していなかったのだから,反省して聞いてみるかってことになった訳である。

Columbiaレーベル時代のDexter Gordonは長らくの滞欧からの復帰ということで,大いに持ち上げられていたものだと思う。私が生まれて初めて購入したスウィング・ジャーナルの表紙は確かDexter GordonとWoody Shawだったはずで,後に廃業に至る同誌からすれば考えられないような人選だったと言ってもよいが,それだけ話題になっていたということなのかもしれない。だが,その当時の私は,当たり前だがそんなことは知る由もない。

それはさておきである。Dexter Gordonの帰米後の活動においては,Woody Shawが聞きものの一つと言ってもよかったはずだが,そこをワンホーンでやってしまうということは,当然Dexter Gordonのショーケース的な演奏になるってことと想定される。もちろん,ここでは主役としてちゃんと吹いているDexter Gordonだが,バンドのメンツにソロのスペースもちゃんと与えているのは,収録時間の長さ故の部分もあろう。だが,ピアノのGeorge Cablesは実にいい仕事をしていると思わせる。フレージングに華があると思わせるのだ。

Dexter Gordon自身の演奏自体も悪くないと思うのだが,録音のせいなのか,Dexter Gordonのテナーがのっぺりした感じを与える。だが,ボリュームを上げるとそういう感覚は薄れるから,このアルバムはある程度ボリュームを上げて聞かないと,魅力が捉えにくくなるように思える。その一方で,例えば"Body & Soul"なんてこのアレンジメントが最適とは思えないような感じで,この辺りも評価を下げる要因になってしまう。策を弄さなくともちゃんと吹けるはずなのだが...。

そんなこともあって,私としては本作よりも,以前取り上げたカフェ・モンマルトルでのライブ盤の方がずっといいと思えてしまったというのが正直なところである。星★★★☆。やっぱりこのアルバムは,小音量で魅力を感じさせられない録音で損をしている気がするなぁ。

Recorded on May 1-4,1978

Personnel: Dexter Gordon(ts), George Cables(p), Rufus Reid(b), Eddie Gladden(ds)

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