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2020年11月18日 (水)

Wilson Bros.: AORの極みみたいな...。

_20201115-2"Another Night" Wilson Bros.(Atco)

兄弟デュオによるAORというと,私なんかはついついAlessiとなってしまうのだが,これまた典型的というか,定冠詞付きのAORみたいなアルバムである。ジャケットもその雰囲気満点である。

もともとはソングライター・チームらしいこのWilson兄弟だが,この所謂AOR的なサウンドに痺れた私の世代は多いのではないかと思う。私の場合はこのアルバムが出た1979年頃は,ジャズか,典型的なアメリカン・ロックもしくはシンガー・ソングライター系の音を好んで聞いていた頃なので,本作に関しては結局は後追いで聞いたものだが,これは万人受けするAORって感じで,こういうのが嫌いだって人はそんなにいないだろう。

このアルバム,何かというとSteve Lukatherのギター・プレイがどうのこうのと言われることが多いのだが,Lukatherのプレイがこのアルバムに付加価値をもたらしたことは否定しないとしても,そればかり言われるのはWilson兄弟にとってはどうかなって思ってしまう。歌唱,演奏,そして曲としてはちゃんとできているのだから,Lukather抜きでも評価してもよいはずである。そうは言っても,Boz Scaggsno"Middle Man"でさえ,Steve Lukather抜きでは語れないことを考えれば,それも仕方がないのも事実なのだが,それにしてもこれはよくできたAORである。

リリースから40年以上経ってもこういう音楽は古びた感じがしないと思うのは,私が同時代人だからなのかもしれない。確かに現代の音作りとは違うものかもしれないが,テクノロジーに依存しなくてもちゃんと音楽は生き残るってことを感じさせるナイスなアルバム。星★★★★。それにしても,こういうアルバムにKenneth Buttereyの名前を見つけるのは意外な気もするが,結局何でもできるドラマーだったってことである。

Personnel: Steve Wilson(vo, g),Kelly Wilson(vo, g, key), Steve Lukather(g), Jon "Git" Goin(g), Steve Gibson(g),Shane Keister(key),Bob Wray(b), Jack Williams(b), Kenneth Buttrey(ds), Farrell Morris(perc), Ernie Watts(ts, ss), Denny Henson(vo), Diane Tidwell(vo), Donna Sheridon(vo), Lisa Silver(vo), Sherri Kramer(vo)with the Shelly Kurland Strings, Billy Puett(ts, bs, fl, recorder), Dennis Good(tb), Don Sheffield(tp)

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