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2020年10月27日 (火)

Alan Broadbent:演奏は軽快そのものだが,ジャケがしょぼいんだよなぁ...。

_20201022 "Over the Fence" Alan Broadbent(Ode)

私がAlan Broadbentの名前を初めて認知したのは,多分Irene Kralの伴奏者としてであるが,その後は自身のトリオ・アルバムやQuartet Westでの活動で耳にする機会も増えた。また,ピアノ以外でもアレンジャーとしても活動が豊富で,グラミーもアレンジメントで取ったりしている。

私が最初にAlan Broadbent自身のアルバムを購入したのは,Concordレーベルから出た"Personal Standards"だったと思うが,その出来がよく,その後も何枚か購入したうちの1枚がこれである。

このアルバムはニュージーランドのレーベルからのリリースであるが,これが実にしょぼいパッケージングなのだ。ジャケは1枚っぺらにあたかもイメージ・スキャンしたようなものだし,メンツは書いてあるものの,レコーディング・データも記載されていないという荒っぽい作りなのだ。ぱっと見,胡散臭い商品をつかまされたのかと思えるほどだが,それでもこれはこれで正規品らしいってことからして笑ってしまう。

その辺りの印象は決してよくないが,演奏は軽快そのものである。ただ,全11曲,68分というのは長きに過ぎるってのは否めないところで,冗長な感覚があるのは,演奏がいいだけに少々もったいない気がする。曲数を減らしても,もう少しコンパクトなものに仕立てた方が私はよかったと思う。オリジナルにスタンダードの組み合わせは,まぁ王道と言っていいものだが,そこにFrank Rosolinoの"Blue Daniel"とかLennie Tristanoの”Ablution"のような曲が入り込んでくるのが実に意外。何らかの縁があってのことなのだろうが,不思議な取り合わせではある。

改めて本作を聞いて,いいピアニストだと感じた私であった。夜も更けた時間に小音量で聞くもよしって感じで,酒が進むことは言うまでもない(爆)。星★★★★。

Personnel: Alan Broadbent(p), Putter Smith(b), Frank Gibson(ds)

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