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2020年10月10日 (土)

アップしていなかった豪華メンツのAlex Sipiagin盤

From-reality-and-back "From Reality and Back" Alex Sipiagin(5 Passion)

この強烈なメンツによるアルバムがリリースされてから6年ぐらい経過しているはずだが,これまで記事にしていなかったのはなぜなんだろうと,久々にこのアルバムを聞いて思っていた。

このメンツを見れば,誰しもが期待値が上がるのは間違いないし,結構いい作品の多いAlex Sipiaginであるから,多分私も相当の期待を持って聞いていたはずなのだが...。だって,Sipiaginを支えるのがSeamus Blake, Gonzalo Rubalcaba, Dave Holland, そしてAntonio Sanchezなんだもの。

私はAlex Sipiaginというラッパのフレージングは常々素晴らしいと思っていたし,Criss Crossからのアルバムも"Generations"を筆頭に結構好きだった。現代のジャズという観点では実に信用のおけるミュージシャンだと思う。だからこそ,たまたまNYCに出張中にSmallsに彼が出ているのを知った時は,当然喜び勇んで店に駆けつけたし,その時の演奏は実によかった(その時の記事はこちら)。

そんなAlex Sipiaginであるから,このアルバムも悪くはない。一言で言えば,昔の新主流派的な響きと,現代のジャズをハイブリッドにした感じと言っていいだろう。それはそれでいいのだが,このメンツならもう少し行けた(換言すれば私をもっと燃えさせてくれた)のではないかと思わせるとともに,ちょっと一本調子かなぁと感じるのだ。相変わらず平均点は高いと思う。だが,もう少し突き抜けたところをAlex Sipiaginには求めたいのだ。そこが惜しい。

もちろん演奏のレベルは十分に高いので星★★★☆ぐらいには評価できるが,Alex Sipiaginは「もっとできる子」って表現しか思い浮かばないと言っては言い過ぎか。そんなことを考えながら,だから記事をアップしないでいたのかなと改めて思っていた私である。そういう意味ではSeamus Blakeは『更に』「もっとできる子」だったはずなのだが...。イケイケ感をもっと出してくれよって思う私には微妙であった。正直言ってSeamus Blakeにはもっと期待していたのだが,どんどん違う方向へ行ってしまったっていうのが実感。まぁ,クリポタがいるからいいんだけど(爆)。

Recorded in February, 2013

Personnel: Alex Sipiagin(tp), Seamus Blake(ts), Gonzalo Rubalcaba(p, el-p), Dave Holland(b), Antonio Sanchez(ds, perc)

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ジャズ(2020年の記事)」カテゴリの記事

コメント

買ったけどろくに聴いてなかったものを聞き直してみて、いいじゃないかこれ!という確率は低い(笑)
お互い残り少ない人生、そんなものはほっといて、新しいものを探した方が、前向きな人生と思います。
昔は自分で買わないとどんなものか判らなくて、ビリー・ホリデイやエラ・フィッツジェラルドを買って愕然としましたけど。
評論家が推奨するエラ・イン・ベルリン。おばはんが大声でがなり、中国雑技団みたいなスキャットをおそらくドヤ顔で。何だこれ?
ビリー・ホリデイ、汚らしい声でいやらしい歌い方。何だこれ?
こんなの聴いてジャズボーカルのジャンル自体を拒否するようになった人、多いんだろうなあ。ビリーホリディはクサヤの干物みたなものだから、はまる人ははまるんだろうなあ。臭いから嫌だけど(笑)
今はYou Tubeがあるから。
Paula Coleという知らないおばさんの枯葉が気に入って買ってみたら、
Blue MoonやSkylarkみたいなスタンダードの間にディランのカバーが。
わざわざ、ハッティ・キャロルやホリス・ブラウンを何故選んだ?
ハッティ・キャロルのカバーはよしだたくろうの
カバー以来初めて聴いた(笑)
音楽の世界は広いなあ(笑)

MRCPさん,こんにちは。

>買ったけどろくに聴いてなかったものを聞き直してみて、いいじゃないかこれ!という確率は低い(笑)

まぁ,そうとも言えますが,手持ちのCDが増え過ぎてちゃんと聞けていない場合もありますので,私は新しい発見ができればいいと思っています。在宅勤務でそういう機会が増えたのはいいことです。最近は新譜購入のペースも落ちていますし,丁度いいって感じてます。

>お互い残り少ない人生、そんなものはほっといて、新しいものを探した方が、前向きな人生と思います。

新しいものはストリーミング中心で対応し,本当にいいと思ったら買うというのが最近の私のスタンスです。決して後ろ向きではないですよ。

>Paula Coleという知らないおばさんの枯葉が気に入って買ってみたら、

Paula Cole! 彼女の"This Fire"ってアルバムは保有していたはずですが,どこにあるかがわかりません。こういうのをきっかけに探索に入るのもまたよしですね。でも既に売ってしまったかも...。

そういえば、女性ジャズボーカルの話題がないようですね。
何かトラウマでも?(笑)

MRCPさん,こんばんは。

>そういえば、女性ジャズボーカルの話題がないようですね。何かトラウマでも?(笑)

トラウマではないですが,あまり縁がありません。しかし,EllaやLady Dayには特段悪い感情はありません。全てはものによるってところです。

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