"Wind on the Water":タイトル・トラックの意義はさておき,このアルバムはよい。
"Wind on the Water" Crosby & Nash(ABC→MCA)
私をアメリカ音楽へ誘ったのはCSN&Yの”4 Way Street"であることは何度かこのブログに書いたことがある。なので,彼らがソロであろうが,コンビネーションを変えようが,その音源を私がそこそこ聞いてきたことは間違いない。そうは言いながら,全部が全部いいとは思っていないし,このコンビによる"Live"もピンとこないと約10年前に記事にしている(記事はこちら)。
このアルバムはそのライブ盤に先立ってリリースされたスタジオ録音であるが,久しぶりに聞いて,私はライブ盤よりもこっちの方が魅力的に感じた。ライブ盤ではハーモニーが薄く感じると書いているが,こっちはゲストを迎えたりして,そうした弱みを感じさせないところがいいし,曲そのものも魅力的である。まぁ,最後に収められた"To the Last Whale..."の一部としてのタイトル・トラックは反捕鯨のメッセージ・ソングであり,それに関してはいろいろな考え方がある。しかし,詞やメッセージを無視して音楽だけ聞いていれば,問題ない。意図的かどうかはさておき,ここに日本語に訳した手書きの詞を載せてしまうところには何だかなぁとは思いつつ,私はそういうところは無視することにしよう。
まさにここで聞けるのは,安定したバックに乗ったCrosby & Nashらしいメロディの数々と言える。そういうところを楽しめばいいアルバムとして私は評価したい。星★★★★。
Personnel: David Crosby(vo, g, p), Graham Nash(vo, p, g, perc), Danny Kortchmar(g), David Lindley(slide, fiddle), Joel Bernstein(g), James Taylor(g, vo), Ben Keith(slide), Craig Doerge(p, el-p, org), Carole King(org, vo), Stan Celeste(el-p), Leland Sklar(b), Tim Drummond(b), Russ Kunkel(ds), Levon Helm(ds), Jackson Browne(vo)
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コメント
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この手の音楽は滅びちゃったなあ。
ロックの中心からはじき出された感じ。
You TubeでKathleen Edwardsという女性を発見。2005年くらいから活動しているカントリー歌手で、最近また活動はじめたとか。
Crosby,Stills&NashというよりJackson Browneのバックみたいな演奏で。カントリーロックって言えばいいのかな。
EaglesやJackson Browneもカントリーみたいなものだから、カントリー歌手が逆に似てても良いんだけど、カントリーに偏見もってたからなあ(笑)
投稿: MRCP | 2020年10月23日 (金) 01時06分
MRCPさん,こんばんは。つくづく日が短くなりました。
>この手の音楽は滅びちゃったなあ。
>ロックの中心からはじき出された感じ。
絶滅危惧種とまでは思いませんが,多様化の中で存在感は薄れますよね。しかし,EaglesはGlen Freyの息子とVince Gilを迎えてライブ盤を出し,前半は特にカントリー・ロック的にやっていますが...。
>You TubeでKathleen Edwardsという女性を発見。
不勉強でこの人は存じませんが,私もカントリーにはちょっと抵抗があるかもしれません。カントリー・ロックはOKですが(笑)。
投稿: 中年音楽狂 | 2020年10月23日 (金) 17時54分