買ってしまったBrand Xのオフィシャル・ブートレッグ・ボックス。
”Livevox: The Official Bootleg" Brand X (Wasabi)
私はBrand Xについては長年聞いてきたと言ってよい。特に"Livestock"は実に素晴らしいライブ・アルバムだと今でも思っているし,結構好きなので,彼らのCharisma/Virginレーベルでの作品を集成した4枚組だって保有している。そんな彼らのオフィシャル・ブートレッグが出るとあってはやはり気になる。しかも6枚組である。
録音された場所はロンドン,シカゴ,NY州ロチェスター,SF,スウェーデンのイェーテボリ,LAと多岐に渡る。録音された時期も76年から79年に渡っているが,このバンドの音楽は時間が経過しても,大して変わらないというのが私の感覚である。
ってことで,購入したこのボックスであるが,音はブートに毛の生えたようなものであり,Brand Xの本質を体感するには今一つって感じである。演奏自体は彼ららしい緊張感に満ちた演奏なので文句はないのだが,いかんせんもう少し24ビット・リマスターなら手の施しようもあったのではないかと思う。しかし,これが限界というものなのかもしれない。その程度の音である。
6枚目は既にリリースされたことのあるLAのRoxyでの音源だが,これは以前出ていたものに比べれば,音は改善はしているように感じられるものの,Phil Collinsのドラムスの技を100%堪能できるかと言えば,そんなことはないって感じである。そもそもPhil Collins目当てで買う人もいるだろうが,彼はCD1の冒頭3曲とCD6全曲の参加に留まる。しかし,このバンドはPhil Collinsのバンドというよりも,John GoodsallとPercy Jonesのバンドなのだから,そういうものとして聞くべきである。それでも昨今はキーボードレスのギター・トリオでの演奏が多いBrand Xだが,私はキーボードが入っている頃の方が好きだなぁ。
結局はこのボックスはそれなりに楽しめるものではあるものの,あくまでコアなファン向けであって,一般的なリスナーは"Livestock"を聞いていればいいってところだろう。まぁ私としては結構お腹一杯って感じだが,やっぱりもう少し音はいい方がいいよねぇ。ってことで星★★★☆。
« Patti Smithの“Trampin’”にライブ音源を追加した2枚組をゲット。 | トップページ | Amazon Primeで”MOZU”を見ていた私。 »
「ロック」カテゴリの記事
- よくできたコンピレーションなのに廃盤なのが謎なGeorge Harrisonの"Best of Dark Horse 1976-1989"。(2026.02.26)
- "Sittin’ in":相当前に買ったまま放置されていたアルバム。(2026.03.02)
- これって本当にSeamus Blake?って思わせるオルタナ・ロックの世界。(2026.02.05)
- Stephen Bishopのベスト盤を久しぶりにプレイバック。(2026.01.22)
- Boone's Farm@ビルボード・ライブ東京参戦記。前日のBlue Noteのリベンジにはなったな(笑)。(2026.01.17)
「新譜」カテゴリの記事
- Jeremy Peltの新作をストリーミングで聞く。タイトルに込めた意図ほどは激しくはないがいい出来だ。(2026.03.05)
- Kris Davisによる越境型音楽。もはや現代音楽と言った方がよいだろう。(2026.02.24)
- 今井美樹の新作をストリーミングで聞いた。冒頭からのポップな響きに戸惑う。(2026.02.23)
- Melissa Aldanaによる美しくも渋いキューバ音楽に根差したバラッド・アルバム。(2026.02.21)
- Chick Coreaの旭川でのソロ・ライブ音源が公開された。(2026.02.06)
« Patti Smithの“Trampin’”にライブ音源を追加した2枚組をゲット。 | トップページ | Amazon Primeで”MOZU”を見ていた私。 »


































































コメント