週末に見た「テネット」。いやぁ,これは難しい。しかし,後になって考えさせてくれるという意味で実に面白い。
「テネット("Tenet")」('20,米,Warner Brothers)
監督:Christopher Nolan
出演:John David Washington, Robert Pattinson, Elizabeth Debicki, Kenneth Branaugh, Aaron Taylor-Johnson, Michael Caine
映画館に行く機会も減っている中,この映画はどうしても見たいと思っていたもの。Christopher Nolanの撮る映画は,映画的な面白さの一方で,実に「あのシーンの意味は何だったのか?」って考えさせられて,ついつい何度も見てしまうというもので,完全に私なんかはNolanの術中にはまっているって感じである。そして「時間」の概念はいつもChristopher Nolanの映画の重要なテーマになっているが,それが行きつくところまで行きついたって感じである。これに比べれば,「ダンケルク」なんて超わかりやすい(笑)。
この映画,とにかくわかりにくいのは,時系列で整理をしないと何が何だかわからないということが大きな要因だろう。だが,映画的なビジュアルに気を取られていると,そうした時系列での整理までつかない状態で見ることになるから,理解不足のまま,映画が終わってしまうという問題が発生してしまうように思う。
今回,映画を見た後,ストーリーの流れを自分なりに再構築してみると,腑に落ちる部分も出てくるのだが,それでもまだまだ咀嚼できていない部分がかなり残っている。こういう状態なので,もう一度劇場に足を運ぶか,あるいはDVDやBlu-rayが出た段階で購入みたいな感じにならざるをえないのだ。
そういうことで,この映画を評価するには私はまだまだ消化不良ではあるが,ストーリーは抜きにしてもその映像の強烈さだけで評価してもよいと思わせるものであった。今度はiMAXで見てみるかなぁ。
それにしても,Kenneth Branaughの演技には今回も感心させられた。上映前の予告で「ナイル殺人事件」でのエルキュール・ポワロを演じるのもKenneth Branaughだが,喋っているセリフの「訛り」の違いが凄まじい。やっぱこの人凄いわ。
« 20歳のBarney Wilen。若年寄みたいな吹きっぷりである。 | トップページ | 追悼,筒美京平。 »
「映画」カテゴリの記事
- Hitchcockの「三十九夜」:これも見た気になっていただけだったが,筋金入りの傑作であった。(2026.02.22)
- Hitchcockの「救命艇」:この歳にして初めて見たなぁ。(2026.02.12)
- 「トレイン・ドリームズ」:これほど地味な映画がオスカーにノミネートされることが素晴らしい。(2026.02.08)
- Netlflixで見たシュワちゃん版「トータル・リコール」。(2026.02.02)


































































コメント