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2020年10月 9日 (金)

どこの国にもオタクはいるなって思った"John Herald"盤。でもこの徹底ぶりは見習いたい。

_20201005 "John Herald" John Herald(Paramount→Beatball)

私のような年寄りのリスナーにとって,シンガー・ソングライター系のアルバムを買う際,明確な指標となるのが「ブラックホークの99枚」であることは前にも書いたことがあると思うが,それでも十分であるとは思いつつ,そこから洩れるアルバムに関しては,自身の名前を冠したアルバムには注目するという正しいか正しくないかはわからないかはよくわからないとしても,結構当たる場合が多い「法則」がある。

このJohn Heraldのアルバムは「ブラックホークの99枚」にも選ばれているし,しかも自身の名前をタイトルにしているということで,間違いないのはわかっている。こういうアルバムをCD化するのは,普通ならばまずは日本だろうと思っているのだが,このアルバムに関しては国内盤CDはリリースされたことはないと思う。それがお隣,韓国から出てきたこと自体,このCDを購入した当時は驚きだったのだが,世界にはこういう音楽を偏愛するオタクがいるってことがわかって,実に興味深かったおぼえがある。オタクがどこにでも存在することは当たり前と言えば当たり前だなのだが,本当に驚いたのは,このリイシューされたCDに関する仕事の丁寧さがまさに見事だったことなのだ。もしこのCDを手に取るチャンスがあるならば,私が言っていることはすぐにわかる。そのレベルである(きっぱり)。

音に関しては,私のようなSSW好きが聞けば一発ではまること必定のような音楽と言ってもよいのだが,正直なところ,John Heraldの声質が若干私の好みよりも細いのも事実である。それでもここに収められた音楽にはどうしても惹かれてしまうというのは,私のこの手の音楽に対する私の原体験を反映していると言っても過言ではないと思う。。だって,John Heraldを初めて聞いたのはMud Acresだったはずだからねぇ。Mud Acresの方はこの手の音楽にはまったかなりの初期に入手したものであったのだ。その魅力に本当に気づくには結構時間が掛かったのも事実だが,原体験はどうしても拭い去れないのだ。

このアルバムが奇跡的に韓国でリイシューされたのももう15年以上前のはずだが,本盤を入手した頃は,聞けただけでも幸せだとさえ思っていた私なのだ。そして,久しぶりにこのアルバムを取り出して聞いてみたのだが,やっぱりこういう世界ははまるねぇ。私は昔ブラックホークに行ったこともあるのだが,もはやその折はこういう音楽に限らない店に変わってしまっていた(当時はレゲエが多かったような...)。それでもあの空間でこういう音楽が掛かっていたのだなぁという今更ながらの感慨を覚えてしまうのだ。まさにそれは現代においてはオタクの世界かもしれないが,それでいいのである。

ってことで余談だらけの記事になってしまったが,この手の音楽好きが聴けば,間違いなく気に入ること必定の傑作。星★★★★★。

Personnel: John Herald(vo, g, perc), Bob Tanner(g, b, mandolin, vln, vo), Allan Stowell(g, vln, vo), David Kapell(b, cello, vo), Steven Soles(g, org, vo), Richard Crooks(ds), Amos Garrett(g), Howie Wyett(p, org), Tom Danaher(g), Paul Caruso(hca, vo), Maria Maldaur(vo), Ellen Kearney(vo), Joanne Vent(vo), Tali Jackson(ds), Eric Weissberg(mandolin), Richard Davis(b), Ned Albright(vo), Susanna De Maria(harp), Romeo Pinquay(fl, recorder)

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